羨望

少し彼女が羨ましかった
私の欲しいものを全てもっている
存在自体が眩しかった
私には届かない 絶対に届けない

至って普通の世界で生きていたと思っていた
私にとって当たり前のものを
彼女は何も知らなかった
冷めた瞳で明日をみつめては
また日常に戻るだけ

そうやって今日まできたんだもの
今更何を嘆くというの
無い物強請りしたってなんにも
変わらないことはずっと前から知ってる



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あきゅろす。
リゼ