戦国BASARA 鬼神ネタ


突然だが、俺は鬼だ。

人間が憤怒した際相手に用いる"オニ"では無く、頭に二本の角を生やした本物の鬼。
…あれ? 人間が例えてる"オニ"も鬼?まぁその変は分からないが、兎に角俺は姿形は人間に見えるかもしれないが、立派な鬼だ。

此処で一つ教えておく。
鬼は妖怪の一種だと思われいるが、鬼は基本的"神"だ。
勿論妖怪にもいる。しかし妖怪に宛がわれる鬼は"元"人間だった者が多い。簡単に言えば闇落ちした人間末路。それが妖怪のオニ。

そして、"鬼神"と言われる数人の俺達"神"によって、闇落ちしそうな人間の"管理"を行い、妖怪に成る前に強制的に"死"を与えている。まぁ数が多くて間に合わないのが現状だが。
"死"など野蛮な事を言っているようだが、一度妖怪に落ちた者は、二度と"転生"出来ない。

…どちらが"幸せ"であるかなど、俺が決める事ではないが、妖怪は増えすぎると"人の世界"そのものが無くなってしまう。それは避けねばならない。


只の人間など、妖怪の餌、種でしかない。




そして俺は、今日も自慢の大降りな角を磨き上げ、人の世界に降り立つ…











「ーッ!なっ!テメェは誰だ!!?」


「…!危険です! 御下がりぐださい、政宗様ッ!!」





『……………。』








「…角!? お…オニでござる…!」


「旦那ッ!…不用意に近付くなッ!!」




『……………。』


"闇"が深く感じた場所に降り立てば、"人の世界"でいう戦場だった。
確かに、後に妖怪共が死体を喰らいに来る場だろう。

しかし、それよりも問題なのは、俺の姿を捉えている者が多いことだ。
俺が見える、ということはつまり"闇落ち"の可能性を示す。全員がそうであるとは言えないが、"呑まれ"初めているのには違いがない。



突然現れた俺を挟むようにして四人。俺は"中身"を確めるように目を交互に向けた。

…俺の恐ろしさを分かっているのだろう。その表情は険しく、息を何度も飲んでいる。


………成る程。

紅炎の"サナダ ユキムラ"。緑影の"サルトビ サスケ"。
蒼雷の"ダテ マサムネ"。榛摺の稲妻の"カタクラ コジュウロウ"。




辺りを見渡す。ほんの数人と目が合う。

"モウリ モトナリ"
"チョウソカベ モトチカ"
"シマ サコン"
"オオタニ ギョウブ"
"イシダ ミツナリ"

"シバタ カツイエ"
"ホンダ タダカツ"
"トクガワ イエヤス"

…………。



まだ、要るか…。

どれだけ大きな戦なのか。
血の匂いが鼻につく。これなら後数刻で百鬼夜行が来てもおかしくない。






「………ッ…貴様! 何者だ!!」


俺の姿が見えぬ者達がたじろぐ中を掻き分け、銀藤の闇"イシダ ミツナリ"が興奮冷めぬまま此方へ掴み掛かってきた。
"己の決意"を中断され目が血走っている。




……馬鹿が…。




「ーッ!!止めよ!三成ッ!!!」


不思議な乗り物の速度を上げ、必死に手を伸ばす。赤茶の闇"オオタニ ギョウブ"


ああ… "アレ"はよく分かっている。






『…………無礼な……。』



「!!ーーーーッ!!?」



"アレ"に免じて"ひと睨み"で許してやろう。


「ーッガ…ッ…!!…ア…」

掴んでいた手が離れ、膝を付く。



「!石田殿!!」


「!!総大将ッ!!」

外野が慌てた様に声を荒げるが、足がその場から動かない。…"それ"が普通だ。



"鬼"はオニとしか思っていない浅はかな人間なぞ、一層の事全員喰われてしまうのもいいかもしれないと笑うと、俺が見えている奴等の膝が分かりやすく揺れた。




…時が止まったかのように動きを止めた戦場に息を吐いた。

今まで見た中で最も大きな戦場。


土埃が晴れた戦場には様々な感情が渦巻いている。




…しかし結論は皆一つにたどり着く。



『………望みは"天下泰平"…か…。』




"言霊"に涙するもの。武器を落とす者。





「……グッ…カ…!」



俺の"威圧"に未だ歯向かうように睨み上げる"イシダ ミツナリ"には"復讐"や"恨み"しか感じないものの。
その真っ直ぐさは、美しく戦場に栄える。





…さて、しかし。

俺の姿を捉えた者達は既に膝を折り、頭を垂れている。

闇落ちは防げるだろうが…。
果たして"此の国"をどうするべきか。




















鬼神ネタ。…というか全員を"嫁"にしたい願望が募って、あっ、支配しちゃえば早くね的になって考えたネタ。
色んな神様や聖霊だすのも面白そう…(^q^)
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