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中国旅行記[①]By
猪熊
10/05/ 3 15:36今回の旅の目的は彼と会う事である。
彼とは万鵬飛…愛称万君。中国は洛陽生まれの青年で会うのは三年ぶりである。
常務が還暦を迎えその御祝い旅行に中国を選んだのは、彼の結婚祝いをする為である事は容易に想像出来た。
ありがとうの前身のラーメン屋時代から私と万君は常務の下で働かせてもらっていて言葉に出来ないくらい色々な事を学んだ。
私と万君はちょっと年の離れた兄弟みたいに仲が良かったし、常務から見れば万君は息子同様に可愛がってたから、還暦の節目の旅行に彼に会いに行くという常務の気持ちは痛い程わかっていた。
万君は日頃から常務の事、日本でのお父さんって言ってたくらいだからね…
で今回日本でのお父さんである常務と日本での駄目兄貴である私の中国行きとなった運びでした。
私も常務も中国大陸は初めてだったけれど…万君が北京迄迎えに来てくれる手筈になっていたから何の心配もしてなかった。
中国は広いことって頭の中では解っていたつもりでしたけど…
友人[万君]が向こうに居るって事で事前に何も調べなかった…
共産圏への旅は二人とも
初めてだったにも関わらず…
飛行機は常務の指名で全日空だから快適な空の旅、機内食も大好きなコーヒーも申し分ない。
考えて見れば海外旅行で全日空に乗ったの私は初めてだった。多分コーヒーは全日空が一番美味いかも…
常務に感謝しつつ北京に向かう飛行機の中で弟分万君の喜んだ顔を想像した。
北京に着くのは三時間後だから午後２時過ぎには北京の街並みですね…なんて常務と軽口叩きながらまだ見ぬ中国と万君の笑顔を想像しながらほくそ笑んで三杯目のコーヒーをお代わりした。
常務も嬉しそうにビールのお代わり[笑]
二人とも前日から寝てないにも関わらずテンションは高かった。
北京空港に着く迄は…
(次回に続く)
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