BLACK ROOM
BLACK ROOM
目覚めた時に私は暗い闇のような部屋にいた。
天上を見ると穴と大きな動いてないネジがあった。
急に誰だかわからない声が言ってきた。
「罪ぶかき少女よ、お前はこの部屋からは二度と出られない」と言った。
その瞬間すべてを思い出す。自分がやってきた罪の数々や、好きな人を殺した事実。そしてもうあの頃には戻れないこと。
きがつけば両腕には赤い手錠がはめられていた。たぶんこれは誰かが流した血の色…
両脚には青い足枷がはめられていた。たぶんこれは誰かが流した涙の色…
自分の罪を改めて自覚した。
そんな今の自分を癒やしてくれるのは、
どこからか聞こえてくるきれいな歌…
なんだか心がすごく落ち着く…
ふと横を見ると、ビンに手紙が入っているものがあることにきずく。
中の手紙を読んでみることにした。
…!!!
クロのメッセージ…!!
そうか…!!
私はきずいてしまう。
そのきれいな歌の本当の意味を…
そして私はそのきれいな歌に新たなことばをたすことにした…。
そしたら動いてなかったネジが動きはじめ、私にこう言う。
「けして罪がなくなることはない。だが、悪ということば、愛ということばそれらを忘れてはならない。」
赤い手錠外れて私にこう語りかける。
「今日から君は生まれ変わるんだ」と。
青い足枷外れて私にこう語りかける。
「今日があなたの新しい誕生日よ」と。
暗い闇のような部屋から、明るい光のような部屋に変わっていく。
もうすぐ、会いに行くよ…待っててね。
「ねえ…クロ。この本読んだ?」
「…ん?ああ。悪ノ物語か…。もちろん読んだ。」
「悲しいんだけど、なんか懐かしい感じしない?やっぱり私たちが双子だからってのもあるのかな…」
「そうだな…。なんか懐かしい感じがするよな。もうあんなことはならないようにしなきゃな…」
「…え?」
「いや、なんでもない。それより外に遊びに行かないか?サトミ。」
「うん。行こう!!」
END
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