いつもの日常でした。
私が光を無くしたのは十の時、山に行って熊に襲われた時に目を引っかかれて片目を失ったのです。。もう片方は倒れた時に石が刺さった様でそっちも光を失った。治療が済んでも私は包帯を外す事が出来なかったのです。
もし、見えなかったら怖いから。いや見えないのは分かってる、お医者様ももう無理だろうとおっしゃっていた。だから怖くて外せない、私が包帯を外すのは包帯を変える数分だけです。
目をあけようとしないから私の瞼は固まったようで動きません。
桜「姉様っ姉様」
椛「どうしたの桜?」
この子は私の妹の桜四歳でこの子が生まれる前に失明したので可愛いこのこの顔は知りません。とても残念です。
桜「姉様、私お花を積んできたの」
桜は私の手を掴むと手のひらに花を乗せる。桜は外にでない私に毎日の様にお土産を持ってくるのです。
椛「これは何という花?」
桜「わかんない!綺麗だったから姉様に持って帰ってきたの」
椛「そうなの?」
桜の頭を撫でてあげると嬉しそうにきゃっきゃっと声をあげるので桜に甘い私はもっと撫でて抱きしめる
桜「姉様大好き!」
椛「私も大好きよ」
桜が私のお腹にかおを埋める桜を強く抱きしめると子供特有のあまり臭くない汗の匂いがして、たくさん遊んできたんだなあ。なんて思った。
椛「さあ、そろそろ父様も母様も帰ってくる頃だよ。手を洗ってご飯のしたくをしましょう」
桜「はーい」
桜はパタパタと音を立てて行った方を見ると姿は見えないけど見えるような感じがして心が少し暖かくなる
あのあと父様と母様は帰ってきて母様と仲良く夕飯の支度をして桜は父様に遊んで貰って皆でご飯を食べた。
桜「んー……」
椛「桜眠たいのなら寝ましょう?」
桜「まだお話したい……」
母様「でももうお月様もてっぺんにいるわ」
父様「明日また話をしよう」
桜「父様はそう言っていつも帰ってくるの遅いもんっ」
椛「ダメよ桜、父様は私たちのために働いてくれてるんだから」
父様「仕方ないなあ、今夜は父様と一緒にねよう」
母様「あらあら良かったね桜」
椛「もう父様も母様も桜には甘いんだから」
母様「あらそいうい椛も甘いじゃないの」
椛「そっそれは………」
桜「えへへへ、お休みなさい!母様、姉様」
母様「はい、おやすみ」
椛「お休みなさい桜」
お休みと声を掛けると桜の嬉しそうな声が聞こえてきて私まで嬉しくなる
桜は父様に連れられ寝室に向かった。
母様「桜は父様の事が大好きねえ」
椛「母様も大好きだと言っていましたよ?」
母様「あら嬉しいっ」
母様とお話をして父様もあとからやってきて、眠くなったら寝てまた朝になって………これが私の日常でした。
私に光を与えたのは貴方でした。本当に出会えて良かった……お慕いしております心から
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