未定
赤司っちは黒子っちに用があるらしい。放課後話す約束を取り付けてた。どこで話すのか気になるが場所までは言ってない。2人ともクラスは別々だ。
放課後のSHRは長引いた。今からじゃ2人は見つけられないかもしれない。黒子っちのクラスしか知らないからそっちに行ったら、やっぱりいなかった。赤司っちに告白されてませんように。それだけ祈った。
あの後、短い時間で行ける所は行ったが、2人を見つけられず部活の時間になった。
つい黒子に話がある何て言ったが、どういう話をするか考えてなかった。
「赤司君、話って何ですか?」
「黄瀬がまとわりついてうるさくないかと思ってね」
「大丈夫です。こう見えても僕は、嫌な事は嫌とはっきり言いますので」
「そうか・・・」
やばい!他に何を言えばいいんだ、思考を止めるな!考えるんだ、赤司征十郎!
「・・・・・・何だか赤司君らしくないですね。僕はてっきり、宣戦布告でもされるのかと思ってましたが」
「!?」
「黄瀬君の事が好きなんでしょう?」
「さすが、人間観察が趣味なだけあるね」
「赤司君の事もちゃんと見てますよ、では」
「待て。黄瀬は渡さないよ」
「僕も譲れません」
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