三人で誕生日(^_-)-☆
キッチンで忙しく働きながら、文句を言い出す航河君
「おい、なんで俺がこいつの分まで作らなくてはダメなんだ?」
「二人とも同じ誕生日だから、私が作ってもてなしたかったのに、航河君が自分で作るって、言い張るから」
「俺は自分の誕生日だけど、コナミに喜んで食べて貰うほうが、嬉しいから。だけど、こいつには・・・」
「コナミ」
「何?」
「・・・二人のが良かった」
「わかるけど、同じ誕生日の勝己君と航河君、一緒の誕生日をしたかったの。私のために付き合って欲しいなぁ〜」
「・・・コナミのためか・・・わかった」
「おい、何、話してるんだ?」
「航河君、今、手伝いに行くね」
「行くのか」
「うん、勝己君はここにいてね。帰ったら嫌だよ」
なんか、泣けてきた。そんな様子の私に
「大丈夫だ。どこにも行かない」
優しく笑って、私の頭を撫でました。
エプロンに三角巾。キッチンに入りました。
「航河君、お待ちどうさま。」
「何、話してたんだよ。」
「だって、航河君、怒るんだもん。勝己君だって私のために来てくれてるのに」
「コナミのため?」
「うん、私のわがままだもん。三人で誕生日パーティーしたいって。それに航河君の料理、自慢なんだよ。勝己君をうならせてよ」
「自慢か、ん、自慢。よし作るぞ!」
「やったー!」
テーブルには、オードブルから始まって、ぎっしり並ぶ。料理。料理。料理。
「凄いな」
「みんな航河君が作っちゃうのよ」
「じゃ、始めるか」
「うん」
自然に顔に笑みが浮かぶ、そんな私を見て、勝己君も航河君も優しく微笑む
「二人とも、誕生日おめでとうございます。」
「ああ、さぁ、食べてくれ」
「いただきまーす。航河君の料理、みんな美味しいんだよ」
「いただきます」
「おお」
勝己君は取り皿にイロイロ取り
「上手い、こっちも上手い。上手い!」
「でしょでしょ、航河君はプロ級なんだから」
私達の様子を見ながら、満足そうな航河君
勝己君もガッツリ食べて。
「そろそろ、ケーキも出そうか?」
「ケーキ?」
「バースデーケーキも手作りなんだよ」
そう言ってから、私は席を立ちました。
「コナミはそそっかしいんだから、転ぶなよ」
「ハーイ!航河君のケーキだから、慎重にだよね。」
「ああ」
ケーキを切り分け、皿に。そしてみんなに
「勝己君は甘い物には、なかなか舌が肥えてるのよ」
「ほう」
「・・・上手い」
「航河君の料理って凄いでしょ。ケーキ、美味しい」
「どうだ?」
「みんな、うまかったです」
「これで決まりだな。コナミを幸せに出来るのは俺だ。」
「航河君、何、言い出すの?」
「それとこれとは、話しが別だ」
「何?!」
「勝己君まで」
「葉月先輩には、ちょっと・・・だけど、中の人繋がりの中沢さんには、負けてるとは思ってない」
「えぇぇぇぇぇ〜?!」
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