iリスト 第一章
iリスト

2200年この世界にはiリストと呼ばれる特殊能力者がいる。
iリストとは治安を守る「国家能力師」など様々な職業に就くものがいる。
もちろんならず者もいる
しかしiリストの共通点は何故能力が身についたのかそれは誰も知らないという事だけだ


キーンコーンカーンコーン
「今日も終わったな!」ここはiリスト養成学校SYスクール
伸びをしながら山中銀河が言う
「悪ガキが多いですもんね〜」他人事のように言うこいつは歴史担当の水田浩介26歳で東大卒業後この学校に赴任してきた。
「お前はいつも他人事だな〜」銀河がしかめっ面をしながら言うと浩介が
「だって僕の学級はおとなしい子ばかりですもん」にやけながら言うのも腹が立つが浩介は俺の小学校、中学校の後輩だから
あまりうるさくは言わない
「山中先生は熱血ですものね」俺のデスクの隣の水城奈美が困ったような顔をして言う。彼女の担当は国語だ
「水城先生は人気ありますもんね〜」浩介がまたいらんことを言った
「それって俺が人気ないって言い方だよな!」笑いながら言うと逃げるように職員室を出て行った。
日々こんな感じで職員同士仲が良い
水城は自分の仕事に戻っている
すると校長の中西厚彦が職員室に入ってきた
「皆さん聞いてください。来週から3年生の実地訓練が始まりますから、今日の夜7時から職員、保護者の合同会議を行いますのでよろしくお願いします」
嘘だろ〜 今日は早く帰れると思ったのに・・・
すると続けて「山中先生と高橋先生は今私と教頭先生とで会議しますので校長室までお願いします。」
俺はiリスト候補生の能力を高めるのと、力を抑制する訓練を担当している
高橋岱は生徒一人一人の能力を見極め、力を引き出し、基礎的なものを身につけさせる担当だ。
岱と俺は「はぁ〜い」と力ない声で返事をし、校長室へ向かう。
実地訓練とは能力者が自分の力で敵を倒さなくてはいけなくなったとき
必要な知識、体力、力を実戦形式で覚えていく事を実地訓練という。
まぁ、簡単に言えば「実践に勝るものはなし」ということだろう。
校長室に入るとなにやら険しい顔で校長がうなだれている。ただ教頭がいない
「校長?」まず声をかけたのは岱だ「どうかなさいましたか?」心配そうに顔をうかがいながら俺も言う
すると「あぁ、すまない。とりあえず座ってください。」言われたとおり座ると
「実は実地訓練の事でね・・・」何かあったんだろうか?毎年実地訓練は埼玉県の秩父地方で行われている。そこは自然が良いというだけでなく
あらゆる魔物が出るため実地訓練としては最適の場所なのだ。といってもそんなに強い魔物は出ない
「先日秩父山の方で山火事があったのを覚えていますか?」校長がおもむろに話し出す。
そういえばそんなような事があった。あれは確か一ヶ月ほど前だ。
「あれは登山客の煙草のポイ捨てが原因でしたよね?」俺が言うと
「実は軍が調査に乗り出して、原因が別にあると分かったんだ・・・」別の原因?あそこには火を熾せるような魔物はいないはずだ。
岱が「別の原因とは?我々を呼んだという事は魔物絡みですか?しかしあそこには火を熾せるような魔物はいないはずですよ?」
俺と同じ事を考えているようだ。
「それが・・・小魔神が出ているようで・・・」「まさか!!あんなところに出て何になるんですか?」岱が声を荒げる。
それも無理はない。
魔神とは、小、中、大、の三つにわかれている一番非力なのが小だが大人の能力者が5人は必要だ。
しかし魔神と、人間との間には協定があり、侵犯したものは人間でも、魔神でも罰せられる。
ましてや大騒動になっているためただでは済まされないだろう
「でしたら、実地訓練は延期か、別の場所で行いますか?」俺が言うと
「そうできたら良いんだが我が校は代々あそこで行っているからそう簡単には変えられんのだよ・・・」頭を抱えながら言う。
「しかし生徒にもしものことがあったら・・・」俺が反論すると
「だから二人を呼んだんだよ・・・」
「どういう事ですか?」岱と俺が声をそろえて聞く(たまたま合っただけだが)
「つまり、君たちが先に行って小魔神を滅してきて欲しいんだ・・・」一拍置いて立ち上がり胸を張って言った
「高橋岱中尉!!山中銀河大佐!!両名に秩父山小魔神討伐を命ずる!!」
そういうことか・・・
二人そろって敬礼し
「はっ!!!!!」
                         第一章「命令」終わり
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