枢木誕生日記念。
いきなりルルーシュが喘いでるので注意!






















「んんっ、あァッ!!」

「は、もっと…!」

ぎしぎしと軋むベッドのスプリング音とくちゅくちゅという水音が混ざった音が響く。

「あっ、あァ…!」

もう許してくれとでも言うように、彼は僕を見る。
それに何故か嗜虐心をそそられ、先ほどよりも深く彼の中を楔で抉った。

「やっ、すざ、お願、も、イきた…っ!」

ルルーシュはが薔薇色の頬に美しい露を流しながら、自分の下で喘いでいる。
いつも釣り上がっている形の良い眉は、今は八の字に下がっていた。

彼にこんな顔をさせているのは、彼を汚しているのは、他の誰でもない自分なのだと思うと、言いようのない満足感が込み上げる。

「良いよ、イこう。」

「ん、ふああぁァッ!!!!」

「っ……!」

甲高い声を上げながら、ルルーシュは自らの腹を白く染め、僕はそんな彼の中に、何度目か分からない欲望を撒き散らした。

そして二人とも、目を瞑り、そのまま眠りへとおちてしまった。









ふわり

心地よい温もりが僕の頬に触れて、重い瞼を開く。

「ルルー…シュ…?」

「すまん、起こしてしまったか?」

困ったように笑う彼に、心臓がドキンと鳴る。

「ううん、大丈夫……。それより珍しいね、君が僕よりも早くに目覚めるなんて。」

「…俺だってもう少し寝ていたかったよ。けど、やっぱり一番最初に言っておきたくてな。」

「え…?」

一瞬、僕の額に柔らかい感触が伝わった。

「ルルー……。」

「HAPPY BIRTHDAY SUZAKU」

「あ………。」

カレンダーを見ると、今日は丁度7月10日……つまり僕、枢木スザクの誕生日だった。

「覚えてて、くれたの…?」

「この俺が忘れるとでも思うか?」

「…はは、そうだねっ!」

互いに笑い合う。

嬉しい、嬉しい、嬉しい

「ルルーシュ!」

「すざ……んっ!」

ちゅ、とお礼に、今度はちゃんと唇にキスをした。

甘くて、甘くて、意識を全て持って行かれそうなキス。
それは愛しい愛しい僕のルルーシュだから。

唇を離すと、今度は力一杯抱きしめた。

「…あいしてる、ルルーシュ。」

「………ふん。」

僕は赤面して顔を逸らすルルーシュの手を掴み、甲に口付けた。





(君に祝ってもらえることが、僕にとって一番のプレゼント)





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2010年スザク誕
リゼ