girl




『ねぇ、今日ね

××が、あの子のこと、

悪くいってたの。

どう思うー?』


― あー…。

別に悪い子でもないし、

普通じゃない?


『えー!?

あの子うざいじゃん!!』



はいはい、


お疲れ様です。



自分で聞いてきたくせに


人の意見無視するなんてねぇ。


ついていけませんよ。









『あの子苦手なのー』


『あ!あたしも!!(ホントは苦手なんかじゃないけど…)』


『やっぱりー?
なんか関わりたくない感じしない?』


『わかるー!!(えー…そんなこと…)』


『でもあんた、あの子と仲いいよねー?
疲れないの?』


『え…っ、あはは…、
実はわたし元々あの子のこと、
嫌いだったんだよねー。
関わってて疲れるっていうか。
(ごめん、ごめんね。嘘だよ…、
ごめん…)』


『そうだったんだー!!
んじゃ、今度からあたしたちと連もうよー!!』


『え…?…あっ、ホント?
ありがとう、嬉しい!!
(嬉しくなんかない、でも怖いから何もいえないよ…)』







それでいいの?







ホントに?







そんな偽りの関係の中で過ごして


何が楽しいの?








可哀想な人。









怖い気持ちはあるかもしれないよ、


でもさ、






自分の気持ちを隠してまで作った友達なんか




いても意味ないでしょう?








世間体なんか気にするなよ。







自分の生きたいように生きろよ。






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