四人(バンド編)
 2015.03.25 Wed 12:17


この三日間で、たくさんの人と長いお別れをしてきた
民音の人たち、そしてクレイジーキャサリン

クレイジーキャサリンというふざけた名前はものすごく適当につけたもので、バンドを結成したのもただ同じクラスだったからとかじゃんけんで負けたからだとかとても適当な理由のためだけだった

でも、そんな適当な運命が重なって、自分が心から誇れるようなバンドでやっていけたことを、奇跡のように感じる
このバンドじゃなかったら、しんちゃんローラとねくんと四人で組んだこのバンドじゃなかったらこんなに青春できなかったし、スタジオや部室での練習の日々が楽しくて仕方ないものにならなかったと思う

私たち四人でやった曲の一つ一つにかけがえのない思い出がつまっていて、きっとこれから先、その音楽をどこかで耳にした時、みんなの顔がふわっと浮かぶだろう
それだけで幸せで胸がいっぱいになるのだ

みんながバラバラになってしまうのはとてつもなく悲しいし、ほとんどこのバンドも解散といってもいい状況になってしまうという現実がすごく辛い
でも積み上げてきたものは消えないし、誰よりも青春できた私たちの栄光はみんなの心に残ったままだ
私は大学生になってもバンドを続けるだろう
きっと新しいバンドを組んでも、クレイジーキャサリンと比べてしまって、敵わないな、なんて思うかもしれない
でも、終わりを初まりにすることに意味があるのだ

しんちゃんローラとねくんありがとう
どうしようもないリーダーの途方も無いワガママに付き合ってくれたみんなに心から心から感謝しています
大好きでやみません







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