GANTZ #original#

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知らない所で生かされた僕らに
待っていた運命は殺

殺す？殺される？
二択しか選ぶ事の出来ない選択肢に
僕らはなんと答えるのだろう

出来てはいけない友
出来てはいけない愛
この二つを手に取った時 失うことの怖さを初めて知った

約束は果たされる事もないはずだが
いつか、いつかと待ちわびて
少しの期待と希望を胸に秘める

今日もまた約束をする

あと少しだから
あと少しだから

少し....待ってくれ


今日のホシは誰だ？
映された文字に寒気がした

決して君を滅する訳にはいかない

君は僕が守る 命をかけて


信頼できる相方とのダックはいつぶりだろう
全てが懐かしい
また君と友に闘えて本当に嬉しいよ

友は刺され苦しんだ
苦しんだ
早く滅するんだ

早く.....早く........

そこへ君が来た
幻覚ではない
そんなに泣かないで

そして君は刺される
それでも僕の元へただ走る
僕も手を伸ばした
今ある全ての力を振り絞った
また刺される
それでも、それでも
背中にびっしりとついた傷痕
流れる血は涙と共に落ちて行く
ヤツはまた君を刺した

あと少し.....
君を、抱き締めたい

大好きな君を弱々しく抱き締めた
死なないよ
僕は

笑顔の後に息は止まり無表情になる
手の力も抜けた

僕もだんだんと消えて行く
消えるまで
消えるまで、傍にいるから
君を 抱き締めた


振り出しの場所へ戻る
この手は
僕の手は
どうする事も出来なかった
なんて役に立たないのだろう

溢れでた涙は止まることを知らない

刺された仲間
撃たれた仲間
たくさんの仲間の中には偽者が

見つけて僕らは撃ってゆく
死ぬまで
消えるまで
撃ち続けた

偽者は丸いものに滴を垂らした
その瞬間全て爆発した

僕は生きていた
友も生きていた
仲間も生きていた

偽者も生きていた

友は言う
「もう終わりにしよう」と


もう、これで全て終わりだ

偽者は死んだ 消えた
友は僕に話しかけてくれた
そして消えた
消えたと同時に友の涙が僕の頬を濡らした

もう、終わったんだ


仲間は仲間じゃなくなった
みな、それぞれの道へ行った
でも少しずつ、どこかで繋がっていた


約束した日
その日に告いたかった
そして二人、幸せに生きたかった
もちろん、君も僕の知らない君になった

それでも、告えて僕は幸せだ


最後に、僕は真っ黒な場所で生きる

また、新しいストーリーの始まりだ



みなさん、お幸せに