二者面談。
今日は月曜日。
そして俺は池袋の学校に通っている。


───やるべき事は、行くべき場所は、ひとつ。


アニメイトに週刊少年ジャンプを買いに行こう。


「るん、今日なんだけど」


「空いてない」


「…酷」


授業が全て終わり、帰ろうと教室を出れば、帝人達に会いにきた正臣に会った。がシカト。どうせナンパだ。


「せっかく午前中授業なんだからいいじゃん、ナンパ行こう」


「拒否」


正臣を無視して、学校を出た。

どうせ、二者面談でしばらく午前授業なんだし、またで良いだろ。
ゴメンな。正臣。


「さて、」


コッチの世界には、【デュラララ!!】以外の漫画、アニメは存在していた。
俺は、一番好きなのはデュラララだったケド…、普通に他の漫画とかも好きだったからコッチの世界でその続きを読んでいる。
そして、元の世界の事は考えないようにした。


「あ、るんくん!」


「ホントっス!」


「姉さん、ゆまっち!」


アニメイト池袋本店に入ると、真っ先に2人に声をかけられた。

相変わらず、男扱いなのは、俺が頼んだから。
普通は一人称が【俺】だったら"中二病"扱い受けるんだろうけど、結構ナチュラルに接してくれている2人には感謝してる。


「今日は早いねー」


「二者面談の期間なんですよ」


「へー、なら今日こそやってもらうっスよ!」


「だね!」


「………は?」







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リゼ