プロローグ







『姫!ここは危険です、早くこちらへ!』




『ミモリ、でも……!』




『早く!!』




『私の星が……』




『危ない!』




『きゃあ…っ』




『大丈夫ですか?…姫。』




『私は平気……』




『ああ、姫……もうここも駄目なようです。どうか貴女だけでも…』




『嫌よ!嫌!ミモリも一緒じゃないと…っ』




『姫、言う事を聞いてください。私がここに結界を作ります。その間に逃げてください……。』




『ミモリが行かないなら私も行かない!星も人々も滅んでしまったのに、ミモリまで居なくなったら私……っ』




『………仕方ないですね。なら無理矢理にでも逃げてもらいます。』




『ミモリ……?やだ、ミモリ…!?駄目、だめよ……っ』




『さようなら、姫。』




『いや、嫌よ!ミモリ―――――――――――――――――――――――!!』

















これが全ての始まりだった




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