さよならと言うために吸い込んだ息
恥ずかしいくらい青春
このまま夜が明けなかったらふたりで
とても愛してやれないよ
まるで春
ゆっくりと、それでも確かに
浮遊感が意味するところ
夜の壁を壊すために必要なたったひとつのこと
思い出ばかりがきれいになって。あなたの後ろ姿ばかりに恋をして。
あれは暁色でした
ふわりと現れて、すべてを掻き乱して
奪っていいよ。あなただってわたしのものだから。
宵闇の境目を探して
どうしてこんなに滑りを帯びているのですか
二秒後
おんなじ声で笑わないで
最期まで嘘をつくのが下手だったきみへ伝えたいことがあったんだけどね
転じれども嘘々
下手くそと罵ってやったこともある
背中に置き土産を刺して走り去っていってしまった
学生服を着て会おう
擬音にもできないような音をたてて
大人になってしまったよ。
|