あんたをいちばん愛してるのはあたしだと思い込んでいた、それが手招いた結果はあたしにやさしくなんてしてくれなかった
充満しきった感情、火花をすこしでも散らせば死に至るこの状況をどう切り抜けるかが腕の見せどころ
皮肉にいつか気づいて、その後ろにちらつくわたしを愛して
朝の鳥が鳴くまえに
君が不器用なのは知っている、それ以上に不器用なのが僕というのも知っている
そのアメジストの瞳が笑うとき、わたしは心臓を焼くだろう
百を数えきったあとにきづく、もうもどれない
この台詞に終止符をうてば茶番は終わる
まるで狼の小麦粉にまみれた嘘
異なる意味の同じことば
ふしあわせはしあわせの顔をして訪れる
映画のような会話
台本ありきの茶番劇
勝手に嘘が飛びだす魔法をかけられた
母と少女と踵の高い靴
あのひとしかだめなのだといまさらきづいてはらがたってこどもみたいに泣いた
戻らない背中、そうよわたしはあの背中に触れることがだいすきだったじゃない
忘れられない下手なキス
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