真説酒鬼薔薇聖斗の正体!

1997年5月、神戸市須磨区にて日本少年犯罪史上、近年稀に見る猟奇的殺人事件が発生。

犯人は当事、中学3年生の少年A、14才。

被害者は、小学生女児4人、男児1人。
(2人殺害、3人重傷)

[聖なる実験]
人間の壊れやすさを確かめる為に女児をショックハンマーで殴り殺害。

殺害し切断した男児の頭部を自分の通っていた中学校の校門へ放置し、その口には犯行声明文を置く。

[学校殺しの酒鬼薔薇]
少年Aは一度見た映像を正解に記憶できる能力があり、(13歳)という作文や、(学校殺しの酒鬼薔薇)というフレーズは過去に見た本から引用していた。

少年A酒鬼薔薇聖斗は、通称[タンク山]と呼ばれる、人が滅多に立ち入らない静かな場所で被害者男児の首を切断し遺体を隠し、妄想に耽っていた。

少年Aは同性愛癖があり、決して被害者男児が憎くて殺害したわけでは無く、純粋無垢な神聖な象徴として、男児を壊したかったのである。

男児を殺害する際、勃起した汚らしい自分自身の性器を弄び、それとは対極にある天使のような男児に少年Aは興奮していた。

このタンク山こそが酒鬼薔薇聖斗の聖地であった。

今現在このタンク山は閉鎖され慰霊碑が建てられている。

この聖地で毎日毎日、動物虐待をしては性的興奮を覚え射精していた。

昆虫、ザリガニ、蛙、亀、猫と徐々にエスカレートしていき殺害した動物を解剖し、猫の舌などを塩漬にして保管していた。

その異常性は酒鬼薔薇聖斗の妄想の中から様々な人格を生み出している。

[バモイドオキ神]
少年Aの守護神であり絶対的な崇拝の象徴。
神であるバモイドオキ神のお告げによって妄想を実行してしまう。
バモイドオキ神は無敵であり、何があろうと少年Aを護る神秘的な力を秘め、その安心感に少年Aは陶酔していた。

[エグリちゃん]
少年Aの友人でもあり良き理解者でもあった醜い少女エグリちゃん。
エグリちゃんとなら数時間、話しをしても会話が途切れる事もなく一緒にいて心地良かった、心を許せる唯一無二の親友。

[酒鬼薔薇聖斗]
少年Aの分身であり弱く小さな自分の存在を世間に誇示してくれる少年Aの本性。
少年Aという自己否定・コンプレックスの塊が表の自分なら、酒鬼薔薇聖斗は少年Aの存在価値を見出だす裏の自分であった。

少年Aは中学校入学当事から要注意人物・ブラックリストとして注視され、校内では他の生徒の物を盗んだり、自転車のタイヤをカッターナイフでパンクさせたり、上履きを焼いたり、暴力を振るったり等の問題行動を起こす。

学校の外では万引きが常習化して補導、両親は学校に呼び出される。

問題行動が頻発し両親も学校も児童相談所も手をこまねいていたが、いわゆる不良少年とは違う、何を考えているのか解らない不気味な少年であった。

ここまで見ると少年Aは精神異常者とも見られるが、精神鑑定では[異常無し]という結果である。

そののち、少年Aは関東医療少年院で[擬似家族]という矯正教育を受ける。

擬似家族とは少年Aを幼少期から育て直すプロジェクトであり、少年Aの本当の家族から得られなかった真の愛情を取り戻す作戦である。

「一生かけて償います。申し訳ありませんでした。二度と同じ過ちは繰り返しません」

こう言い残し少年Aは2004年3月に仮退院し、翌2005年1月に本退院し、法務省の監督下を離れた。

これほどの衝撃を社会に与えた大事件だが、少年Aは少年法に守られ素性を明かされる事なく人々の記憶から徐々に消えていった。

現在、少年Aの自宅は事件以来、誰も住んでいない、ひっそりと佇む空き家である。

あの時、普通の一家が暮らす、この呪われた家で酒鬼薔薇聖斗という魔物が誕生した。

今もどこかで暮らす少年A酒鬼薔薇聖斗は名前と過去を変え、この日本のどこかで暮らしている。

あなたの側に普通の人間として暮らしているかもしれない…

少年Aが完全に完治したという保証はどこにもない。

生まれた魔物は決して消えることはない。

今は静かに眠っていても、いつまた目を覚ますかわからない。

良心と疑心のはざまで揺れ動く成人した少年Aは、今まさに酒鬼薔薇聖斗と戦っているのだ。

心の弱さで負けた時、再び社会に衝撃を与える戦慄に関係者は愕然とするだろう。


Text.UP.2012.02/14
記事.平成24年2月14日(火曜日)
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