そうやって君は(宗←清)
※清正病んでます
※宗茂←清正
※見ようによっては最悪宗茂
どうしてどうして嫌だ嫌だ嫌だ憎しみに押しつぶされそうで必死に助けを求めた。憎い憎い憎い憎い憎い憎い俺にはお前だけなのにずるいずるいんだお前はいつもそうだそうやって俺を弄ぶ嫌い嫌い大嫌いお前なんか
「大嫌いだっ…!」
泣きながら叫ぶ。宗茂は目を少し瞬かせた後口元を歪めるように笑った。嗚呼鼓動が痛い。どくんどくんと脈を打ちながら泣いている、泣いているんだ。お前に何度泣かされたんだろうな?抱かれた数だけ俺は溢れる涙を抑えきれなかった。なんで他に好きな奴がいるくせに俺を抱くんだよ嫌い大嫌いお前なんかお前なんかお前、なんか。持っていた鎌を握り直す。かちゃ、と鎌が音を立てた。
「物騒だな、清正」
そう呟いて宗茂は近付いてくる。やめろそれ以上近付くな死にたいのかやだやだやだやだいやお前なんか死んでしまえばいいんだよそして俺も死んでしまえばいいんだよそして何もかも終わらせようぜなあ宗茂宗茂
宗茂の両手が俺を包んだ
「よしよし、怖かったな」
やさしく頭を撫でられ、額に軽い口付け。音も立たない仕草に俺はただ、虚ろな目で宗茂の肩に顔をうずめた。
ずるいんだよお前
戻る