ナル
「そーちゃん正常に機能してます、こちらえすぜろぜろわん」
クライス
「了解、作戦開始まで待機、窓際より上官へ、そーちゃん準備完了です」
そーちゃんは狙撃の補助アプリだ。今回みたいに下見不利な場所などは衛星での観測データをもとに遠距離射撃を行う。
クライス
（２０００あるが、ナルは海兵部隊半年の体験者……生存して帰ってきた経験がある。大丈夫だ）
カナリア
「こちらあいまるまるいち、拠点設営完了です！」
上官
「あいまるまる、あとで頭を撫でてあげよう」
クライス
「上官、あまり甘えさせないでください……」
上官
「窓際、寂しいからといって愛に口を挟むのはよくないね」
クライス
（たしかに左遷で窓際部署だけど……ぶつぶつ）
クライス
「窓際より上官へ。窓際班は配置完了。突撃隊は？」
先輩
「対物ライフル設置完了済みなら、戦車砲はいつでも火ぃ吹けるぜ？」
クライス
「ネーム班も準備完了です、上官」
上官
「これよりぜろいちごいちより作戦プランＡに入る。相手の動向がわからないため場合によってはサポート隊プランに移行する。いいな？」
クライス
「サポート隊？」
先輩
「窓際班は聞いてないか、大丈夫、突撃隊のサポートだ。対あれ対策の秘策だ」
上官
「今回はあくまで救出が最優先。場を掌握したら魔法使い狩りだ。各班、何か変化があれば指示は上官より飛ばす」
ナル
「えすぜろぜろわん、弾３発しかないです上官へ」
上官
「急な要請でそれしか間に合わなかった。創意工夫で間に合わせてくれ。一撃必殺は得意だろ？ えすぜろぜろわん」
ナル
「えすぜろぜろわん、了解ー。しゃーない、やるかぁ」
先輩
「えすぜろぜろわん、そーちゃんは繋いでるな？ 試しがないが大丈夫か？」
ナル
「えすぜろぜろわん、試し欲しいけどこのくらいブースターしなくても余裕」
クライス
「暇になったら拠点に撤収だぞ。くれぐれもゲームにふけらないように！」
ナル
「窓際了解。って、なんか楽しいなこの呼称」
クライス
「ぼっちよりはましだがなんか悲しい」
上官
「上官より各班へ通達。そろそろ狩りの時間だ。白の女神、準備は？」
メリテェア
「白の女神班、いつでも先陣で行けますわ」
上官
「では時間もなくなってきたところで、諸君らの幸運を祈る！」
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