1101-1110

水辺月夜の歌

たった一つの言葉さえ

どこかに

そよ風に踊る様

蘇った花

あんなに愛してたのに何故忘れていたのだろう

実験実行

消えてしまえばよかったのに

空に木に花に

海と空と君と




1111-1120

はっきりした気持ち

夜も眠らざる

出逢えた事に感謝

手を握り続けることの意味

見上げたこの空

何度願ったって無駄な事

理想の国もたちまちに風化

あの夜の月に言葉があるなら

振り切れぬ過去

世界の黒の部分




1121-1130

「切なさ」の正体

さよならと言わずに

全ての恋する乙女へ!

あなたへの不意の親近感

此処は死神の通り道

そこで掴まってしまった

笑顔を絶やしたくないから

甘えるのが下手

在り方の空しさに震えてた

設定された白の舞台




1131-1140

君の弾くピアノ

君が教えてくれた花の名前は

不確かな方向の不確かな距離

無意識に君を探してる

法の名のもとに作り上げた平和

正義や真実は偽られ語られる

あと何センチ?

時は止まり

嬉しそうなピエロ

行方不明の時間




1141-1150

夜はながい

仮初の想いでなかったと信じてただけに

離れて気付くなんて遅過ぎる

離れて気付くなんて悲し過ぎる

昏い深海

蝶はやわらかな花びらのように

風のようなあの子

大キライを遥かに越えていた、その筈だったのに

ただただ星を見てた

愛想笑いをしていても所詮、仮面は仮面でしかない


リゼ