851-860

ずっと続く真っ暗なトンネル

その先に見えた一条の光

感情のバイブレーション

変わらずそこにあるもの

さよなら、を告げた夜

あなたの前で泣くのはこれで二度目

見落としていた、こんなすごい幸せ

気付いてる?

だがもう今はお前だけ

そっと咲いた薔薇




861-870

真珠より星よりうつくしく

ひとつひとつ、落ちる雪

素早く過ぎていった夏

さよなら残りの夏

恋は頑張らなくちゃ

月いと美しき夏の夜

笑うあなたの

時の狭間に僕たちは生まれる

友達以上恋人未満

壁の落書き




871-880

受け止める術のない

犯してしまっている気付けない過ち

背中合わせの裏切り

僕の幾つもの思い

消えたのは何故?

その解はすぐに打ち消されて矛盾になる

過去った時よりも

あなたの横で笑っているのが私じゃなくても、あなたが笑っていられるならそれでいい(なんて綺麗事かな)

君待つ場所へ

涙を鎮める




881-890

月光より青い幻の薔薇

心の奥底に眠るもの

粉々になった葛藤

絡まりあった糸

シンプルでストレートな愛し方

ため息の理由

夜に侵される

六月の光溢れる空の下

戻らないはずがないだろ

まわるえんばん




891-900

君が全てを占領してしまう

風の行方

月が泣いているよう

唄うのを忘れても

夜と朝の境目に

抽象的な彫刻

退屈な時間のつぶし方

同じ周波数

ちっぽけ、でも重いもの

千切れる程繋いだ指に痕すら残さず


リゼ