751-760

透明な自分の死後

流れる涙はどこかやさしく

約束の空、ゆびきりひとつ

夜風舞い散る狂詩曲

すべての終焉へ。

廻り燈籠

哀しみにうずまく君の瞳

天使の決断

雲の切れ間から見える星

優しさの所産




761-770

見えない人は少し心が濁っている

そしてその心だけが知る

即時無条件

靴下は毎日洗濯してますからッ!

零は自然数に入らないんだ!

マリオネットの自我

精神の在り場所

春の切符

呼ぶ声に心ときめかせ

赤に染まる闘争




771-780

夏野をよぎる風

幾ら時流れても

このちっぽけな僕等

体が記憶した体温

キスよりときめく

空しい幻でもいいから

僕は君に恋をした

冬の星座は夜空を調律する

その綺麗な破片を一つ

満月が潤んでる夜




781-790

無理な注文

頼むから泣かないで

巡りゆく風と休みない雲、そして空の広がり…

琥珀の弓張月

止どめなく流れる祈りの涙

別れし君が瞳

私の願いを知っているのは私だけ

私達は宵の明星と初霧を待とう

手を繋ぎ、世界から世界を眺めていた

独りぼっちを我慢出来ない夜




791-800

紅椿の狂い咲き

古びたオルゴールがくるくるとまわりはじめた

藍の浴衣のその人

愛してる愛してない、愛したなら愛されたい、愛する心が花咲き開く

ささやかな抵抗

呆れる程の似たもの同士

耳に残る声

神々の座

涙を流す少年

片思いのままでいいから、あなたをずっと想っていてもいいですか?


リゼ