※卒業式
苗木「三年ってこんなにあっという間だったんだね……こんなに早いとは思ってなかったよ」
霧切「私もよ。三年って思ってたよりずっと早くて、愛おしい時間だったわ」
石丸「みぅな゛どもぅあえなぃの゛あぃうあわぁぁぼぐぁさびじぃぞおぇ!!!!」
大和田「兄弟落ち着け、えずくな、どうどうどうどう」
不二咲「確かに寂しいよね……けど永遠に会えない訳じゃないんだから、ね?皆そうだよね?」
苗木「うん、もちろんだよ」
十神「俺は分からんぞ?なんせ世界中を飛び回る予定なんでな……」
霧切「だったら、前もって決めておけばいいんじゃない。例えば十年後の今日希望ヶ峰学園で会うって、そうすれば予定を組むのが楽でしょ?」
十神「……チッ」
舞園「ふふふ、もう同窓会する日が決まっちゃいましたね。」
朝日奈「ねぇ、皆は卒業したらどこに行くの?私は日本体育大学に行くんだけど……。」
苗木「僕も大学に行くけど……まぁ普通の大学かな」
腐川「ほ、本当は白夜様を追いたかったけど、びゃ、白夜様が大学に行けっていうから、大学に行くわ……ふ、ふふふ」
葉隠「十神っちがぁ!?……やっぱりツンデレだったべ!!」
十神「黙れ鳥葬にしてやるぞ」
葉隠「どこの独裁者だべ!?」
山田「僕は大学には専門学校にも行きませんぞ!在学中に漫画を投稿したら見事大賞をとりましたからねっ!!超高校級の漫画家兼同人作家となりますな!」
桑田「まー知ってると思うけどよ、卒業したらプロ野球選手だよ、マジだりぃ……けどやるからにはがんばらねーとな」
舞園「私は今とあまり変わりませんが、今以上にアイドルを頑張ります!だからテレビで見たら応援してくださいね!なんて」
江ノ島「私もそーんなに変わんないんだよね、けどもしかしたら女優とか歌手とかに転向するかもしれないから、そのときは私にもおーえんヨロシクね!」
葉隠「俺は今まで以上に占って、さらに儲けるべ!!」
不二咲「ボクはアメリカに行くんだ。向こうの人にスカウトされちゃったから……えへへっ、それにもっとプログラムのこと勉強したいからね!」
石丸「僕は東京大学に進学が決まっている!今よりさらに努力して将来は日本を良い方向に動かす人間になりたいと思っている!」
霧切「依頼が来ててね、私も十神クンと同じように世界中を飛び回ることになりそうだわ……」
セレス「みなさん大変そうですわね、わたくしは優雅に色んなギャンブルを片っ端からやっていくつもりですわ」
大和田「あー、なんかお前らに比べたら小せぇかも知れねーがよ、俺は卒業したら大工になる。だから将来何かを建てることがあったら俺に連絡しろよ!いいもん建ててやっからよ!」
大神「我は元気になったケンイチロウと一緒に修行に行くつもりだ……日本から離れることになるだろう……」
戦刃「……私はアメリカの軍団に入隊する。……やっぱり戦場の方が落ち着くから……皆と居た時間は……楽しかったよ……」
苗木「皆見事にバラバラだね……。けど生きていればまた会える訳だし、だからさよなら、じゃなくて、またね、だよね」
戦刃「……生きていれば、だけど。……頑張るけど私に関しては……あまり期待しない方がいいかも……」
大神「何を言うか戦刃よ……お前なら大丈夫だろう……我と対等に戦える、お前なら……」
江ノ島「良かったねお姉ちゃん!大神のお墨付きじゃん!だったら大丈夫だっつーの!!」
戦刃「……盾子ちゃん……そうだね、じゃあ十年後、ここで…」
石丸「よし、同窓会の幹事は僕がやろう!だから連絡先はきちんと僕に知らせておくんだぞ!」
不二咲「……ボク、ここに来てよかったって思ってる……。今までずっと弱かったボクだけど、皆に会えて、ふれ合って、変われることが出来た。もう女装する必要もなくなった……だからね……皆本当に…っありがとう……!」
大和田「俺もだ……ここに来て本当の強さってのを教えてもらった……ここに来てなきゃ多分今も強さのハリボテを背負った弱い俺のままだったと思う……。だから……お前らと一緒になれて、本当によかったぜ……っあー!卒業式で泣いたのにまた出てきゃがった……!」
山田「ここに来るまで僕にはまともな友達がいませんでした……。だから高校も同じ感じなのだろうと、青春を諦めていました……。しかし……ここで、こんな素晴らしい青春に出会えるとは……友達に出会えるとは……思っていませんでした……。だから……別れるのが辛いですぞおぉぉ!!!!」
石丸「うぇわ゛ぅぐっわぃえぇぶぁぁ!!」
桑田「石丸は泣くか喋るかのどっちかにしろよっ!……ってなんか俺も泣いちゃってんだけどっ!!」
舞園「もらい泣き、しちゃいますね……ううん、それだけじゃないかもしれないですね……」
苗木「そう…だね……卒業式で散々泣いたのにまた涙が出てきちゃうよ……まだ卒業したくないのかも……」
セレス「でも時間というのは残酷ですわ……もうお別れの時間が近付いています……。だからせめて最後くらいは皆さん笑顔でここを出ませんこと?」
葉隠「そうだべ!笑う門には福きたるだべ!!」
ジェノ「こういう風に?ゲラゲラゲラゲラッ!!」
朝日奈「うぁ!?いつの間にくしゃみしたのアンタ!?」
ジェノ「私花粉症だからさ、ズビズビ☆なーんつって!ゲラゲラゲラゲラッ!!」
学園長「おーい!よかったまだ帰ってなくて……。皆!最後の集合写真を撮らないか?あの桜の木の下で!」
江ノ島「撮る撮る!!流石学園長ね、最後までいい仕事するじゃん!」
むくろ「……盾子ちゃん、……年上にタメ口は失礼でしょ」
朝日奈「さっきまで泣いてたから絶対写真写り悪くなっちゃうよ……グスン」
大神「安心しろ朝日奈……それは皆同じことだ……」
学園長「よし!皆揃ったね、じゃあいくよー!!ハイチーズ!!」
カシャッ
卒業おめでとう
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