黒バス中編アンケート
3周年企画としてアンケートをとったところ、中編に入れてくださった方が多かったので、中編を書くことにしました!
候補になっている話はこちら☆簡単に話の一部を書いてみました↓
@黄瀬×黄瀬ファン(帝光編)
「オレのどこが好きなんスか?」
まともに話すようになって1カ月は経つのに、黄瀬君は私にとって今さらなことを訊いてきた。
そんなの決まっている。
「顔」
「…………」
ファンだけど彼女になりたいの!
A日向×天の邪鬼少女
「オレ、木吉鉄平。よろしくな」
「は? 知らない奴とそんな簡単によろしくするわけないでしょ」
終わった。
せっかく人のよさそうな人が、人のよさそうな笑顔で話しかけてきたのに。
大事なことだから2回言ったよ。
順平は呆れてるし。
「オマエなぁ……。木吉、コイツは」
「よろしく。仲良くしよーぜ」
何もなかったかのように、木吉君は右手を差し出してきた。
あんな人初めてなんだよ。これってきっと恋だよ!
B笠松×男性恐怖症少女
「遅え! 遅刻だ遅刻!」
「そう怒るな、寄る所があったんだよ。紹介するよ、今年入学したオレのいとこ」
「ああ……。新入部員か」
由兄は背中にへばりついていた私の腕を掴み、前に出した。
短髪の見た目体育会系。
ケンカっ早そうだし。
なんか怒ってるし!
1番苦手なタイプだ。
「コ、ココココンニチハ」
「こ、来ないでくださいぃぃ!」
と、とりあえず、半径10m以内に近づかないでください!!
C緑間×クーデレ小学生
こういうのを、後悔先に立たずっていうんだっけ?
3年前、あの日あの時ついていかなければ、こんなことにはなっていなかった。
とりあえず、私の周りにはまともな人がいない……これだけは言える。
「早くするのだよ」
「小学校はこんな早い時間から始まりませんけど」
オレたちが恋人同士になるのは運命なのだよ
D高尾×アニメ声少女
オレには、『鷹の目』というPGにうってつけな必殺技がある。
なんてかっこつけてはみたものの、視野が広いってだけなんだけど。
コート全体を見るのに慣れてるから、教室なんて余裕。
廊下側1番後ろの席に座る、彼女の顔も見えていた。
でも、『鷹の目』では声まではわからない。
もう夏に突入しようとしているのに、オレは彼女の声をまともに聞いたことがなかった。
「オレとさ、ちょっとおしゃべりしない?」
キミの声が聞きたいんだ
E紫原×ちびっこ先輩
「室ちんいる?」
私に話しかけてきた男子生徒は、生徒とは思えないくらい大きかった。
こんな高校生いていいわけ!?
というか、『むろちん』って誰だ。
「ねー、聞いてる?」
肩を揺らしてくる力がとんでもない。
「ちょっと、痛いんですけど!」
「アツシ?」
私が立ち上がるのと後ろから氷室君の声がかかるのは同時くらいだった。
「室ちんのクラスに小学生がいるー」
私は正真正銘高校生だ!
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