音もなく唯しづかに零れ落つ

諦観の眼差し

君が泣いてると気持ちいいね

最低だと笑ってくれていい

お別れの言葉を選んだ

涙は美しいと誰が決めた

世界は慈悲に満ちているか

綺麗な振りして微笑んで

疎外と欺瞞

無価値のそれ

無意味の自己

僕はいくらで買える?

終わりを迎えるのは至極簡単なことらしい

ほらね、いったとおり

僕が笑うと君も笑うだろう?そういうところが大嫌いなんだ

人の存在意義に答えなどない

傷だらけの僕はいなくなる

消えてなくなりますので

ナイフはもう必要ない

君がどうしようもなく嫌いで、それでいてどうしようもなく憧れていたのかもしれない





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リゼ