夕寝(3Z沖田



「ただいま」

顧問の用事かなんかで部活が無くなった。
おかげでいつもよりはやく家に帰ってきたが、誰もいねェ。


「おっもてェ…っと」

鞄を床にドサッと置くと、テーブルの上にメモ書きをみつけた。

そこで、今日は親が夜遅くまで帰ってこねー日だと気付き、思わずガッツポーズをする。

「洗濯物と…飯は冷蔵庫にあるハンバーグ…げっ、米炊いとけよ」

《炊飯のスイッチわかるよね?》という言葉をみて、俺はもう腹ペコペコなんでィ!と叫びたくなった。


俺は渋々炊飯のスイッチを押し、洗濯物をとりこんで畳んだ。

いつもは母親が勝手にやってる作業を一気に体験した感じだった。



「くっそだりィ…」

そのまま床に倒れこむ。
自室のベッドよりヒンヤリしていて気持ちいい、フローリングの床にぺったりくっついた。

つい眼を閉じてしまうのは、やっぱり夏の暑さを紛らわしたいからだろう。




「あー…ねみィ」

急に睡魔が俺を襲った。




このまま…寝ちまおうかな…








……



…………




……………………





「総悟!」

「ふはは…やったー土方が死んだー…」

「何変な事言ってるの!また変なアイマスクまでして…こら!」

「…何でィ」



どうやらあの後本当に寝ちまったらしい。

時計をみれば短針は9を指している…やっちまった。

くどくどと俺に説教をする母親を尻目に、俺は新聞に手を伸ばす。

「(あ…そういやァ今日は月曜じゃねーかィ!)」

好きなテレビ番組の日だ!

新聞を急いで開き、時計と番組表を見比べると…



「ああっ!もう始まってるじゃねェかィ!どうしてもっとはやく起こしてくれなかったんでィ!」

「起こしても起きないからよ!」




リモコンをガシッと掴み、ったくもう。と母親に全ての非があるようにため息をつくと、沖田は飯も喰わずにテレビを見始めた。






(土方が死んだ夢ももう少しみていたかったねィ。)








[Aqua Timez|07-GHOST|ゼルダ]
リゼ