「すみませんでしたァアアア!!!!」
朝練を終え汗を拭く真田の前で頭を下げる
きっと真田「この馬鹿もんがー!」とか叫びながら平手打ち食らわしたろかボケェって思ってんべ、やばいべ顔般若だべ、幸村にはかなわないけど!((
「まあ…仕方ないだろう、明日からは気を引き締めておけ」
…ん?
「あの…それってまさか…許してくれてる?」
「許したわけではない、大目にみてやったのだ」
「うふふふ、ですよねえ〜〜?…明日からは殴ってやって下さい!」
「また遅刻する気か?」
「…買nッ!とんでもねえっす!」
良かったー!!
ふっ、流石に顔に赤いヒトデは作りたくないぜ!←
「おっ美紀、おはよーさん」
ホッとしていると部室から、ジャージから制服に着替えた千鴇くんが出てきた。
「あ、千鴇くん!ごめんねなんか」
「いやいや、全然大丈夫ー。…ちゃんと朝喰ったみたいだな」
「え?…あ、」
うわっ、トースト口についたままじゃん!
なにこの天然キャラ…きめえ!w
「あはは、旨かったろ?」
「笑ってる…)うん。あ、そうだ、まだなにか仕事ある?」
自分からマネージャーやるとか言ったくせにこれでは申し訳ないぜ。
「んいや、特には…あー、じゃあさ、ちょっと頼み事あるんだけどいい?」
「うおうっなにかななにかな!?(ニヤニヤ←」
「再来週から始まる合同合宿で使うモンを買い出しに行って欲しいんだけど…」
煤cえ!
それってトリップで良くある…買い出しに行ったら偶然他校とバッタリ★なアレですか?アレなんですか?
そんな私の心を読んだのか読んでないのか、千鴇くんは「お前好きだろこういうの」みたいな目でみてくる。ああ勿論好きだよ!くそコノヤロウあとでマック奢ってやる!←
「一人で不安なら休日に俺も一緒に行くが…「ノォオオ!大丈夫!真田は練習があるんだから私一人で行くよ!」
真田は真田なりに私の事を気遣ってくれてるっぽい。すっげえ有り難いけど、真田は真田のためになることをしなくちゃダメだ。
……そりゃあ一緒に買い物もしてみたいけど………(黙
「そうだぜ真田、全国目指して一秒でも多く練習しなきゃ!」
「う、うむ…そうだな!」
千鴇くんの励ましの言葉に目を輝かせる真田をみて、少し胸がチクッとした。けど私は…
「んじゃ、よろしく!このメモに書いてあるやつ、頼むな」
「うん、OK!」
けど私は、やっぱり諦めたくない。
非現実世界の中で、自分勝手な私は抱いてはいけない決意を翳(カザ)していた。
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