11/破廉恥!!





「んーっ!」

千鴇くん達と別れたところで、思いっきり背伸びをした。

だんだん薄暗くなってきたな…

校舎からは部活を終えた文化部の人達が出てきたり、グラウンドでは運動部が片付けをしている。
こういう風景は元の世界と変わらなくて、なんだか懐かしい反面、淋しい気分になった。

「あんなに嫌だったのに…」

今では早く帰りたいと思うばかりだ。
テニプリキャラに会えたのは、そりゃあ嬉しいし、空虚な感覚だった頃よりはずっと現実に感じてきてる。
だから余計に、居ちゃいけない場所に居る気がしてるんだろう。




少し歩いて、更衣室の前に着いた。
ふぅー…と息を吐いて、ドアを開ける。


ガチャ




「やっぱジャッカルでかっ!」

「え。」
「「「「「「え。」」」」」」


「…しっ…失礼しました!!」



バタンッ!






みっ…見てしまったアアアアア!!!!!!!!

ジャッカルすっっっげえ顔してた!!!!


つかなんだあのサイz「ジャッカルのどう?やっぱ女からみてもデカい?」

「狽オ…知らんがな!!!」

ダッ!


「あっおい待てよ!着替え…」










トットットットットットットットッ

「まじはんぱねええええええ!!」

トットットットットットットットッ

「あそこで訊きにくるブン太はんぱねえええええええ」

トットットットットットットットッ

「ジャッカルのもはんぱnガスッ


どってーん!


「ンガッ!!!」



…コケた!←←←



「ありゃ、ここ校舎裏じゃん、いつの間に」

立ち上がって辺りを見回すと誰もいない。
静かな場所だな…


「あっ、服取り損ねた…!」

というか、男子更衣室で私が着替える事自体まずおかしいでしょ!
最初から女子テニス部の部室を使わせて貰えばよかったのに…!なんでこんなことに!!

『着替えんならここ使えよ、俺もいつもここだからさ』

…千鴇ィイイイ!!!!



「とりあえず戻んなきゃな……」

私はジャージについた砂を払い、テニスコートに向かった。













「遅かったな美紀…あれ?まだジャージ?」
「あ、千鴇くん」

テニスコートに戻ると、千鴇くんがベンチに座って待っていた。

なんでかはとてもじゃないけど言えません!
え?お前なら言えるから頑張れって?
ぶっとばすぞ(^ω^)←


「んーまあいいや、とりあえず更衣室行こうぜ」
「うん」

私達は歩きながら話を続けた。



「華岾さんと真田は?」
「まだ話し合い中」
「え?なのにいいの?」
「後は真田だけが知ってりゃいい話だけだからな」
「へー、そういえばなんの話だったの?」
「ああそれはね……大声出さない?」

千鴇くんが少し困った顔をして言う。
え。なんだろう…

「…努力する!」
「じゃあ言うぜ。さっき話してたのは……今度の合同合宿のh「うああああああやったああああああ!!!!」

「…約束破った」
「努力はした!やった、じゃあ氷帝と会えるんじゃん!」
「そうだな、俺も氷帝は初めてかも」
「そっか、千鴇くん青学にいたんだもんね」

きっと不二とか手塚とかと一緒にいたんだろうなー、羨ましいぜコノヤロウ

「おう。まあ3年になってこっち来たから、リョーマはみてないけどな」
「あはは、主人公なのに」
「だよなー」

話しているうちに、さっき私が衝撃的なものをみてしまった場所についた。

「うっ……みんなまだいるかな?」
「どーだろ、柳生とか柳は帰ってそーだけど…」

ガチャ

「おーいみん…」
「?どうし…」



「「「「あ」」」」



更衣室には、ニオ、ブンちゃん、ジャッカル、そして…女子の制服を着た赤也がいた。


「ブッ!!!なにやってんの!?!?w」
「すんません先輩ーー!!いやこれ誰のだろうっつってああそういや美紀先輩のだってなってじゃあちょっと拝借しようかと…!!!」
「赤也焦ってるー」

なにが『赤也焦ってるー』だ丸井コノヤロウ((ファンの方すみません
つか何気に似合ってんだけど…あ、写メっとこう。

パシャッ

「狽ネにしてんすか先輩!?」
「え?記念」
「やるのう柳坂」

ホント、やるなあ私←


「なんで着るかなあ…」

千鴇くんがため息をついて言う。

「にらめっこの罰ゲームじゃ」
「すぐ笑うんだぜー赤也!面白くねーよー」
「だってジャッカル先ぱっ…あはははは!」
「おいっ俺の何処がおかしいんだよ!?」
「あ、ジャッカルさっきはメンゴ!!」

……………ん?


なんかめっちゃシラケてね??もしかして軽いノリで謝罪作戦失敗?


ジャッカルの顔を覗き込んだら、少し顔を赤らめながら口をはぐはぐしていた



「いっ………



今更改まって言うなよ…!こっちが恥ずかしいだろ///!」
「えっ!ごめん!!」
「いや…大丈夫だ、だから謝んなよ、な?」
「う、うん」

そう言って私の肩をぽんぽんと叩くジャッカル

うをぉおお!
やっぱ優しいぜジャッカルは!

「え?何があったんだ?」
「さっき柳坂がn「言わんでええわ!!とりあえず赤也脱げい!!」
「先輩のエッチ」
「なんでやねん!!」
「なんか関西弁になっとるで」
「そういう君もね!!」
「えー、何があったんだよー?」
「いいからもう帰る!!」

私は千鴇くんの腕を引っ張り、更衣室の外に出た。

今度からは絶対更衣室で着替えないようにしよう!

……たぶん!!←














リゼ