クールな彼とオタクな彼



「オイ美紀」
「ん…待ってもうちょっと…」
「襲うぞ」
「だからちょっと待っ…てぎゃあああ!」

ガバッ
ごつーん

「いって!いきなり起きあがんなよ!」
「ああああ朝から中井ボイスが耳元でぇええ…!」
「俺は土方だ」
「中井さーん!!!」

がばっ

「うわっ!…ちょ、美紀!やめろ…」

ガチャ

「おはよう美紀ー。ふぅ…昨日は夜更かししすぎた。いやしかし深夜アニメを観ないと眠れない!仕方ないでござるな。」
「「あ」」
「へ?…な…


何故このようなシチュに!?羨ましすぎるでござるよ兄者!!あー僕もららたんに押し倒されたい!」

………。

「…お兄さ…あー十四郎、すみませんなんかいきなり」
「あ、いやなんつーか…俺もすまねーな」

何も無かった。うん、そう。何も無かったんだよ。

トッシーは昨日のアニメについて一人で熱く語ってる。昨日の夢小説についてあたしも語っていいかな?黙

結局あの後あたしが買ってきたハンバーグを食べた3人だったけど、とーしろー(って彼の記憶では呼んでたらしい。って言い方するとマジで記憶喪失みたいだけど/苦笑)は明日の仕事の資料がどーとかでとーしろーの部屋…にいつの間にかなっていた場所に籠っちゃった。

チッ…折角べたべた触…色々きこうと思ったのにな!凄いな!流石真選組副長!うん!あ、ちなみにここでは警察官らしいっす。定番だね★

トッシーは相変わらずゲームだったり深夜アニメみたり。あんたは電気代考えろよ。

ちなみにトッシーの独り言は、聞いてもいいけど多分よくわかんないと思う。

「朝食出来てるからリビング来いよ」
「ふいふー…い?」

まさか、またマヨネーズ料理?おそるおそる訊いてみると、どうやら普通にパンを焼いただけらしい。

良かった!(切実


「マヨネーズかけないんですか?」
「ん?かけるよ」
「兄者、僕も」

ぶちゅっじゅるじゅるじゅるぎゅるるっ…


「ひっ…」



良くなかった!(切実

…もう、ご飯は一緒に食べ無いようにしようと思います。あれ?作文?



(1019)
(1206改)




リゼ