お足で
びちゃ、と、粘液の飛び散る音が、部屋に響く。
ハテナは、めいっぱいの笑顔を見せて、後ろ手で縛られて地面に倒されている愛しい人に語りかけた。

「あれえ、もうイっちゃった?」

先ほどまでスモーク自身を踏みつけるように弄っていた足をどけると、そこにはべっとりと白くて生温かい液体が付着している。

「あーあ、汚れちゃったよー」

僕、今日の朝、神に体洗ってもらったばっかりなのに。
無邪気な子供は、そう言って大きくため息をついた。

「ねえ、どうしよう?僕の足、ドロドロになっちゃった。このままじゃ気持ち悪いよぉ、おじちゃん」

足の裏から白濁を滴らせ、彼は子供らしいあどけない笑顔を大好きなおじちゃんに向けた。

「舐めて」

甘えるような、かわいらしい声で。

「自分で出したんだもん。べたべたなの、舐めて、綺麗にしてくれるよね・・・?」

だけど、それしか選択肢はないと突き放すように。
そして実際、スモークにはそれを選ぶ道しかないのだ。

「分かっ、た・・・」
「わあ、本当?」

ハテナは、あはは、と、とても嬉しそうに笑って、ぐい、と自分の汚れた足をスモークの顔に押し付けた。
一瞬顔をしかめながらも、スモークは突き出された足に手を沿え、舌を這わせた。

ハテナはぞくりと体を震わせた。

こそばゆいからだけじゃない。

自分よりずっと大きなおじちゃんがこうして恥ずかしいことをしてくれるのが、楽しくて堪らない。
それに、おじちゃん、なんていやらしいんだろう。
自分の出したの、こんなに美味しそうに舐めて。
もう、目がとろんとし始めてるし…。


彼は、けらけらと笑い始めた。

「僕ね、おじちゃんが足でしてもらうのが好きなヘンタイだったなんて知らなかったよ。おじちゃん、いやらしいんだー」

高い笑い声は止まらない。
スモークは、ただ必死に彼の足を舐め続ける。

「ねーえおじちゃん。僕ね、こんなにいやらしいおじちゃんが大ー好きだよ」

スモークの舌が、ぴたりととまった。
その目から、涙が流れ出す。

おじちゃん、悲しいの?と聞かれ、彼は静かに首を振った。


悲しくは無い。
悲しいわけがあるものか。


ただ、いったいどこで間違えてしまったのか、それだけがわからなくて、もどかしいだけなんだ。
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