エース

「あ、うん…エースたい、ちょう…」

「カナっ」

「あは、ん、も、もっとシてください…」

「ーっカナ!!」


先日街で占いババアがくれた惚れ薬。
んなもん信じるか!と言いながら船まで持って行き、思い人に飲ませてみると確かに薬は本物だった。


床に乱雑に置かれた衣服に、ギシギシ軋むベッド。

俺を求める声と身体。
全てが愛おしくて一つ一つの行動が興奮する。


「あ、エースたいちょう…また、イきそうっ!」

「イけよ。」

パンパンパンとお互いの肌がぶつかる音とグチュグチュと卑猥な水音が部屋の中で鳴る。


「あああああん!」


一層甲高い声と身体をビクつかせイクカナ。
ぎゅうぎゅうに締まるアソコが気持ち良くて、でもまだ出すのは勿体なくて。


「え、エースたいちょうのが、ほしいです。」

はあはあと息も絶え絶えに欲するカナの顔が好きで、自分を欲するカナが狂おしくて。


「まだヤらねーよ。」

「ああん!いきなりっ!!」


イッたばかりのアソコに勢いよく突き刺せば、軽く痙攣したのが分かった。

どんだけ強力なんだよこの薬。


「あ、や、エースたいちょう…たいちょうの顔が、みたいです…」

バックで攻めていた体制を騎乗位に変え、自分の膝の上に座らせる。


「たいちょう…キスして?」

「ん。」

「ふ、あ…」

自分からキスをせがんでおいて逃げる舌を追いかけるようにカナの口内を犯す。
端から垂れる唾液がすごくエロく、それがまた俺を興奮させた。


「ああっ!たいちょう!またっ!!」

「エース。」

「ふあっ!えっ?」

「エースって…呼べ。」

「え、ーす…す、き…」

「ーっ!!」

「あああああんっ!!」


照れ隠しするかのように、より速く腰を動かし、限界だった欲を全てカナの中に吐き出す。

グッタリと俺によしかかったまま、起きる気配のないカナの顔をそっと覗き込み、まだ繋がったままの状態でそのままベッドに横になる。

抜くのが勿体なくて、まだカナと繋がっていたくて…

ああ、朝になって目が覚めたら俺殺されるなと思っていても、今この幸せを満喫したくて、小さいこの身体を逃さないように抱きしめ俺も眠りについた。
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