後日談

「ほんっとーーーうに申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ!!」

「銀さん、声おおきい…ってかパンツくらい履いてよ。」


目覚めたカナにこれでもかという位の渾身の土下座をする。


「や、まさかあんなに効くなんて思わなくてさ…」

「………銀さんキライ。」

「ほんっとーーーうに申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ!!」

「だから煩いってば!!」

「カナがキライって言うからだろ。」

「最低変態下衆野郎大っ嫌い天パ。」

「マジ凹むからそれ以上銀さんのガラスのハートを砕かないで…」

「あっち行って顔も見たくない。」

「や、本当に悪かったってば!」


布団で顔を隠しそっぽ向くカナ。


「なあ、本当に悪かった。機嫌治せよ。」

「…悪いと思ってるなら責任とってよ。」

「え?」

「私のこと…ちゃんと好き?」


目に涙を溜め、不安そうに聞く。


「中途半端な気持ちで抱いたなら土方さんに襲われたって言って切腹してもらうんだから。」

「…なんでそこで多串くんが出てくるわけ?」

「…土方さんにこの間告白されたから。」

「はああああん!?何それ初耳なんですけど!?」

「当たり前じゃない言ってないもん。」

「オッケーなんてしてないだろうな!?」

「それより銀さんは私のこと好きなの?そうじゃないの?どっちなの?」

「す、好きに決まってるだろ。」

「………じゃあ許してあげる。」


布団から抜け出し銀さんに抱きつく。


「浮気したら許さないからねっ!」

「銀さんヤキモチ妬きだからあんまり他の男と喋んなよ。」

「無理よ。私の仕事知ってるでしょ。真選組の女中よ。」

「特に多串くんと!」

「話聞いてないのね…」


クスリと笑って軽くキスをしてまた抱き合った。


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