鬼手紙一古代編一登場人物
双葉 氷見子
双鬼村の《古代の鬼巫女》。祈里と伊萬里の先祖。巫女としては強い霊力を宿しており、妖怪の気配や災いがやってくるのを察知することが出来る。双鬼村を守っていく決意をしている。
幼い頃から秋声に想いを寄せており、少しでも秋声を支えたいと思っている。

双葉 和華
氷見子の双子の妹。《原初の鬼》を宿している。《原初の鬼》は双鬼村が誕生する前から双色山に暮らしていた。氷見子の呼び声に応えて、和華の中へと憑依している。氷見子とは一卵性双生児なので、村人や氷雨達によく間違えられる(しかし秋声だけは間違ったことがない)
誰に対しても物静かな氷見子とくらべて、和華は気が強いため密かに村人達に恐れられている。


五十嵐 秋声
《鬼灯六人衆》の長であり、五十嵐家の初代当主。 秋鳴と秋人の先祖。 穏やかで優しい性格で、村人達から尊敬されている。どんな傷を負っても高速で再生する。 氷雨達のことを大切に思っている。密かに氷見子のことを気にかけており、彼女を守るための覚悟をしている。鬼人として本気を出す時は赤い長髪に2本の角が生える。


鏡野 氷雨
《鬼灯六人衆》の一人であり、鏡野家の初代当主。灯都与と緋都瀬の先祖。母は《雪女》で父は人間の半妖として産まれる。秋声と出会う前は触れたもの全てを氷漬けにしてしまい、周囲の人々に恐れられていた。人間の父に追放され、途方に暮れている時に秋声に拾われ、双鬼村で暮らし始めた。《雪女》の力は守護を受けている鏡神の加護によって制御出来ている。秋声のことを敬愛しており、常に彼の隣に立っていることが多い。


真戸矢 辰三?
《鬼灯六人衆》の一人であり、真戸矢家の初代当主。宗弥と信司の先祖。《龍神》の父と人間の母との間に産まれた。 幼い頃に父から《武者修行》として旅に出された(後から捨てられたのだと悟る)自分の顔を醜いと感じており、黒色の笠布を被っている。秋声に拾われ、彼の事を生涯守ると誓っている。また秋声と同じくどんな傷を負ってもすぐに治ってしまう。 氷雨から貰った錫杖を肌身離さず持っている。


篠原 麗子
《鬼灯六人衆》の一人であり、篠原家の初代当主。麗牙と玲奈の先祖。《九尾》の母と人間の父との間に産まれる。とある事件がきっかけで人間を信用出来なくなった。 他者に対して高圧的な物言いをして、近付けさせない。人間の中で信用しているのは朱門と千里のみである。(《重圧》の力が強大すぎる為に悩み、苦しんでいるのを朱門に見破られた為)
山奥の小屋で朱門と千里と共に住んでいたが、そこへ秋声達がやって来て《鬼灯六人衆》に勧誘してくるのだが…?


奈多野 朱門
《鬼灯六人衆》の一人であり、奈多野家の初代当主。羽星海と羽華の先祖。幼い頃に両親を鬼の妖怪に殺され、自分も喰らわれそうになった所を安倍晴明に助けられた。陰陽師となってからは『困っている人々を助けたい』という想いを持って旅をしていた。
双色山の麓でさ迷っていた千里と出会った。そのまの成り行きで千里とは旅をしている中麗子と出会い、一緒に暮らすことになる。 麗子の事を気にかけており、彼女を守ると誓っている。


坂井 千里
《鬼灯六人衆》の一人であり、坂井家の初代当主。真咲と真樹絵の先祖。代々弓使いとして夜神の民の大名たちに仕えていたが、千里の中に眠っている力を恐れた人間によって両親が目の前で殺されてしまう。 行くあてもなく双色山をさまよっていた所に朱門と出会った。朱門の人柄に引かれ、弟子入りすることになる。 麗子の力のことを気にかけており、心配しているが顔には出さないように接している。動物達や植物達に好かれており、彼らの声を聞くことが出来る(特に気に入っているのは蛍と蝶である)
また仮面を作ることも得意であり、辰三郎に能面の仮面を送ったのは千里でもある。



***

五十嵐 明信
秋声の双子の弟。幼い時から病弱な体でめったに外には出てこない。優秀な兄に比べて自分の体のことを疎ましく思っている。兄以外とは極力会わないようにしているが、氷雨や鈴彦とは時折会って、話をしている。


十六夜 鈴彦
『鎮鈴』を造っている鈴職人。美月の夫。雨月と詩鶴の父。妖怪に怯える人々の心を癒すために『鎮鈴』を作っている。《双鬼の番人》である雨月と詩鶴に武器の扱い方や稽古もしている。秋声達とは交流があり、明信とは仲が良い。新鮮な野菜や果物を明信や秋声に差し入れてもいる。
いつか夜神の民たちと分かり合える日が来ると信じて、とある人物と密かに交流している(美月達や秋声達には話していない)



十六夜 美月
鈴彦の妻。雨月と詩鶴の母。物静かで優しい性格をしており、双鬼村の相談役をしている。
薬や薬草にも詳しいため、氷雨と共に病人達の看病もしている。双鬼村が出来る数千前から生きている《守護鬼》に憑依されているが、害はなく、良好な関係を結んでいる。


十六夜 雨月
《双鬼の番人》と呼ばれている鬼人。詩鶴の双子の兄。双鬼村の神とされる《鬼神》を宿している。武器を持たせれば、最強と名高い。非番の時は村人達に稽古をつけたり、畑仕事を手伝ったりと村人達と積極的に交流を行っている。


十六夜 詩鶴
《双鬼の番人》と呼ばれている鬼人。雨月の双子の弟。鬼人達の武器を作り出したとされる《夜刀神》を宿している。双鬼村と敵対関係である夜神の民達と密かに交流しており、何度か密談しているものの難航している(お互いの村での食糧問題や双色山の動物達の密猟問題等)
妖怪と人間についての関係について研究している為朱門と意見交換を行ったりなどしている。
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