ReAct*黒うさP
*初音ミク*

*鏡音レン*

*鏡音リン*


―一つの情愛が―

―もたらした悲劇?―

―大切なものを―

―壊した過去?―

―残ったのは―

―傷付いた体と―

―壊れた心―




温もりが
消えたその後で

ぼくらの願いも
嘘になるならば

「行かないで」

君の声が木霊して

全てを忘れていく


―一つの出会いが―

―生み出す―

―新しい物語―

―一人の少年との―

―出会い―

―過去を見つめなおした―

―少女―


四角い箱に
取り残された

揺りかごは
酷く無機質で

重たくなって
零れたはずの

愛しさが
それでも残った


僕の言葉が
僕の心が

暖かく君を
照らして

いつか
届くのなら




振り向いて
視線が絡んだ

そんな瞬間も
罪となるならば

「聞かないで」

何も話したくないよ

全てを忘れても

このまま

繰り返す
色のない世界で

また

飽きもせず
傷を増やしてく

サヨナラが
いつかくると
知っていて

行き場もなく

彷徨う


長い時間を
費やしている

砂のお城とは
知りながら

それでも今日も
積み上げていく

いつか壊す日が
くるまでは


―たとえ―

―結末がわかっていても―


例えば今夜
いつか見ていた

同じ光の
月さえも

いつか

届くのなら


あと少しだけ
隣にいさせて

夜の帳が
おちてく

それまでは

「泣かないで」

一言が胸を叩き
留まる事もなく

互いの

気持ちなら
誰よりも強く

分かり合えてると
信じていたこと

幻想が作り出した
未来図に

僕らの夢が滲む


どうすれば微笑んだの?


―自らの過去の清算―


こんなんじゃ
笑えないよ?


―繰り返そうとする―

―少女―


この声が
届く様に

もう一度

もう一度


―繰り返して―

―欲しくないから…―

―少年が―

―離れぬように…―


僕の言葉が
僕の心が

暖かく君を
照らして

いつか

輝くなら




温もりが消えた
その後で

ぼくらの願いも
嘘になるならば


「行かないで」

君の声が木霊して

全てを忘れても

このまま

繰り返す色の
ない世界で

また

君のこと

愛しく

思うよ


―「あなたは―

―繰り返しては駄目だよ」―


サヨナラが

いつかくると

知っていて

行き場もなく

彷徨う





2012.10.14*葉露


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