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子ぎる出て来ます。
ブレイクとの馴れ初め的な…。微えろ(突っ込まれてません←
躾けたのはワタシですから。
「ギルバート君っ」
「ひぁッ!」
そりゃあ、可愛く育ってアタリマエなわけで。(もともと素質はありましたけど)
「あららァ、耳まで真っ赤になっちゃっテ」
「五月蝿い!お、お前が耳を!…耳を……耳…(小」
「耳がどうしたんですカ?」
「その、………きっと熱があるんだ!」
君と居るとたまにとても懐かしいコトを思い出します。
――――――――――――――
「あ、ブレイクさーん」
「おや、来ましたカ」
ナイトレイ家の様子を彼から聞き出す為に今日もいつもの場所で落ち合った。
まだ幼い彼はワタシが渡した飴を頬張りながらここ最近の出来事を話している。
予てより可愛らしいと思うことはあったが、こういう子供らしい顔以外に、少し大人びた、色っぽい顔を見せるようになったのはここ最近の話。
しかし、それは汚れた大人たちとはまた違う、純粋でまだ穢れを知らない、何も知らないあどけない色気。
「――…ブレイクさん?」
「ハイ?」
いけないいけない。ワタシとしたことが子供相手に何考えているんだか。
「最近あったことはこのくらいです。いつも通り何も変わったことはありません」
「そうですカ。君自身にも変わったことは特に無いんですネ?」
「んー…、そういえば、少しだけ風邪気味みたいです」
「風邪?熱でもあるんですカ?」
彼の額と自分の額をあわせ、「本当ですネ」と言おうとした瞬間、ドキリとする。
少し上目遣いで様子を伺ながらこちらを覗き込んでくる金色の瞳は薄く膜が張って潤み、熱の所為なのか目元がほんのりと赤い。
弱々しく下げられた眉は愛らしくまるで仔犬のようだが、それと相反する、まるで違う色を持つ表情。
「やっぱり…ありますか?」
「そうですネェ、ちょっと熱いデス」
そのまま彼の首筋に顔を埋めた。
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