先に逝った君へ
赦してください、


私は結局何一つアナタの事わかってなかったって気づいたよ。

アナタはこの場所が嫌いだったんだね。
だから突然居なくなったんでしょう。

三人一緒になって任務に出た時どう思ってた?

私は楽しかった。
学生時代と同じようにとにかく三人居れれば良かったって思ってたんだ。

まるで子供みたい。
離ればなれになるのが嫌だったんだ。

そしてこの場所は社会人の息抜き場のよう

繰り返しやってくる日常生活のストレスを発散させる人も中には絶対居たでしょう?

だから、此処に居る人達はみんな私と同じ子供みたいだってそう感じてた。
あ、こんなこと言ったらエバンさんに殴られるわ。血気盛んな人ってホント怖い。

でもね、実は言うと私もそうだった。馬鹿みたいに魔法省で朝から晩まで働いてさ。
マグル狩りが鬱憤さらしになってた節もある。ホントゴメン。屑だよね。

そんな屑な私から二人に聞きたかったんだよね。入団動機。

クラウチはあの方に共感できる事があったんでしょ

アナタは何だったの?
血筋?家系?


そういや、あんたの部屋壁紙が見えないくらいあの方に関する情報貼ってた時あったよね。あれは正直、引いたわ―。


それほどまでにあの方を尊敬してたはずなのに、一瞬にして私達置いて消える何て何かあったんでしょ?


それって私達よりも大切な事?

三人一緒に居ることよりもずっとずっと大切な事だった?


そうなんだろうね
今となっちゃ聞けない事だけどさ、早く帰って来てくれないかな。
ちなみにこの手紙今日で18通目。ネタもそろそろ尽きてきちゃったよ。

最近は私の梟も嫌々そうに手紙くわえるんだ。


でもこの頃は届けずに帰ってくる事も無くなったよ。

ようやくアナタの居場所が分かったって事だ。
だから返事ぐらい頂戴よね。


冒頭で逝ったとか書いてごめんジョークだよ。
アナタの顔、見たいな。




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