雲凪番外編「これからのこと2」









その後も静かに朝食を続け、無事に終える。

骸は後片付けの手伝い。
白蘭は屋敷内の散歩。
それぞれが別々の行動をとる中、
雲雀と凪、そして綱吉の3人は一室で向かい合って座っていた。




「……………。」

「……………。」

「……………。」

重い。
重すぎる。
何なんだこの空気の重圧感は。




「……あの‥雲雀さん、」

「なんだい。」

「…それはこっちのセリフなんですけど。」

2人と向かい合っている綱吉は、重苦しい空気を変えるべく、積極的に雲雀に話し掛けた。
凪もなぜ呼ばれたのかわからない、という顔をしている。

2人が頭にハテナマークを掲げていると、雲雀は重い口を開けた。
そして綱吉をにらむ。




「君、物事にとやかく言う人間じゃないよね。」

「へ…?
あ、まぁ‥そうですね。」

「じゃぁ僕のやることに口出ししないでよ。」

「いや、雲雀さんに口出ししても無駄って知ってますから。」

「なら話は早い。」

雲雀は凪をチラリと見て、そして綱吉に告げる。




「率直に言うよ。
彼女と結婚するから。」




















「‥‥え?!」

「‥っ…きょ、恭弥。」

綱吉は目をパチクリさせて雲雀を見る。
一方、凪は顔を真っ赤にさせながら雲雀を見ている。
しかし雲雀本人は動揺することなく綱吉をにらみ返す。

え?
今、結婚って‥?




「ちょっ今更ッ?!!」

綱吉は思わず、渾身のツッコミを入れてしまった。

別に結婚というワードに驚いたのではない。
今更な話を真剣に言われたので、唖然としてしまったのだ。




「ちょっと、何その返事。」

「いやいやいや!
あれだけイチャイチャしてたら誰だって見当つきますって!」

っていうか、雲雀さん。
少しだけ顔を赤くしてません?
もしかして恥ずかしがってます?




「あ、えっと。
結婚ならどうぞ遠慮なく。
社内恋愛禁止とか無いんで。」

「…………。」

「心配しなくても、
凪はイタリアの本部からこの屋敷に住んでもらいますから‥って、雲雀さん?」

「…なんかムカつく。」

「はい?!」

スッと立ち上がると、雲雀は着物の裾からトンファーを取り出して構えた。

雲雀の予想では、綱吉の驚いた顔が見れるはずだった。
なのに綱吉は雲雀の宣言を当たり前のように受け取って、驚くどころか馬鹿にする。
これは我慢ならない。




「咬み殺す!」

雲雀はそのまま綱吉に向けてトンファーを降り下した。

その時、凪に腕を捕まれる。
その影響でトンファーの軌道がズレてしまい、綱吉には当たらなかった。




「…何の真似だい。」

「暴力はダメ。」

凪は綱吉が無事なのを確認すると、すぐに雲雀からトンファーを取り上げた。
だが、それを雲雀が許すはずがない。

すぐにトンファーを取り返そうと手を伸ばすが、凪に握られてしまう。




「恭弥は、嬉しくないの?」

「何がだい。」

「私と恭弥が、周りの人に理解されてるってこと。」

「……………。」




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リゼ