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赤く染まる白蘭の頬を指でなぞっていると、ワイシャツのボタンが外されていく。
骸君の誘いだからね、と確認したら骸の胸に手を置いた。
「っ」
「恐い?」
初めて、なんでしょ?
ブラジャーのホックに手をかけてパチンと外す。
これから起きるであろう現実に恐がっている骸は、目を潤ませて訴えてきた。
そんな骸を配慮しながら、ブラジャーをベッドの隅に置く。
「どうする?」
「ぁあッ」
「朝シャンならぬ朝ヤりかな。」
まぁシャワーは後で入れるか、と思いながら骸に愛撫をする。
乳首から伝わる、胸を直で刺激された感覚に甘い声をあげた。
そして乳首を甘噛みしたり舐めたりして骸の反応を伺う白蘭は、今度は自分からキスを仕掛ける。
どうすればいいかわからない骸は、舌を絡ませ合いながら白蘭の名前を呼んでいた。
今はそれすら最高の快楽。
「ン、んぁ…っ」
「っは、」
「ぁ‥ッあぁ!」
「やっぱり、感じちゃう?」
「ぁっ‥そこ、ぁあんッ」
キスの合間に手を太股へ滑らせ、敏感に反応している陰核を下着越しから触れてみた。
初体験だから敏感なのは仕方がない。
とは思っていたが、胸の刺激だけでこんなに濡れているとは想定外だった。
「ふ、ぇ…ぁあッ」
気持ち良くて、どうかしてしまう。
ついには涙が決壊してあふれ出てくる始末。
強すぎる快感に反応しながら狂ったように泣き、そして喘ぎ続けた。
呼吸困難になってしまうぐらい苦しい、だけど愛しい。
先程とは違うセックスの印象にギャップを感じていたら、下着を脱がされていることには気付かなかった。
「んッやぁ!
びゃ、くぅッ…ッあン!」
「ん、もう限界近い?」
達したことのない骸には限界というものの範囲がよく理解できなさそうなので、赤く熟れた陰核を痛くないように指で摘んでみる。
ビクビクと躰が震えたと思いきや、ピュクと力なく愛液が溢れだした。
「ン、ァ…。」
「気持ち良かった?」
乱れるは蒼い髪と白いシーツ。
そして溶ける躰。
全部が綺麗で、光ってて、儚くて、壊れそうで、恐い。
自分なんかが愛したら、骸は壊れてしまうのかと不安になっていた。
必死に呼吸をしている骸の髪を軽く手で梳いて、ワイシャツを整わせていく。
今回は挿れず、骸の絶頂を見届けて終わった。
「大丈夫?」
「ン……。」
「ごめん、汗臭いよね。」
じゃぁ朝シャンでもやるか。
(ついでに処理もトイレでしてこよう)
「じゃ、バスルームに行こう。」
「ッま、…って。」
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