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※雲雀♀、教師×生徒パロ、(微)裏注意
She's my studentの続編










時間が過ぎるのが早い。
風紀委員の仕事をしていても早く感じていたが、最近は特に。

あれから教師とのバトルもないし、日々平穏な暮らしができている。
いや、戦わないのではなく、時間が無くて戦えないと言った方が良いかもしれない。
しかし雲雀にとっては、この早すぎる時間の流れというのは退屈でしかなかった。










「He's my teacher」










「ダメだ。」

「どうして?」

「前々から言ってるが、お前は俺の女子生徒なんだ。
戦いを申し込まれても本気を出せるわけないだろ。」

応接室に呼ばれたディーノは、机を挟んで雲雀と話す。
雲雀はあれからディーノを見かけると戦いたくてウズウズしていた。
時間が過ぎれば過ぎるほど、雲雀の中の自信だけが大きくなっていく。

しかしディーノは戦いを申し込んでも「本気は出さない」と言って拒んでいる。
別にディーノの意見もわからなくはないが、それでも納得できなかった。




「敗者は勝者に服従、
ってルールじゃなかったのか?」

「それをぶち壊したのは貴方だよ。」

「じゃぁ新しくできたルールは何だ。」

「そういうのやめた。
これからは僕の思うようにやるってことにしたんだよ。」

「それを世間ではワガママって言うんだ。」

ディーノは呆れた顔で雲雀を見るが、雲雀はいたって平然としている。




「…………。」

これは何を言っても無駄だ。

これ以上説得してもキリがないので、ディーノは戦闘以外で雲雀の興味を引くことを考えた。
しかし、良い案はすぐには浮かばない。

ふと、雲雀をチラリと見ればバチっと目が合う。
そのままお互いキョトンとしたまま見つめ合った。




「あ、」

途端、ある案が閃いた。




「恭弥、ちょっと。」

「?」

ディーノは雲雀を手招きする。
不審に思いながらも、雲雀は素直にディーノの近くに寄った。

その瞬間、雲雀の手を引っ張る。




「ッ‥ちょっ」

雲雀はディーノに勢いよく引き寄せられ、そして優しく抱き締められた。

突然のことに混乱する雲雀だったが取り乱すことはない。
ただ、ディーノの真意が見えないことに焦っていた。




「っ………。」

「抵抗しねぇんだ。」

「この前の…続きでもやるの?」

「そんな震えなくても、俺がこうしたかっただけ。」

その時も言っただろ?
10代の体は貴重なんだって。




「不満か?」

ディーノは尋ねるが、雲雀は沈黙したまま。
これは相当怒っているのかもしれないと思ったけれど、トンファーの鉄槌が無いのでディーノを受け入れたということになる。





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