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「……………。」

「……………。」

「…何を読んでるんですか。」

「んー、」


















「雑誌だよ。
なんか良いもの無いかなーって思って。」

「へぇ。」

「骸君も欲しいものがあったら言ってね。
次貸すから。」

白蘭はそう言って雑誌を1枚1枚めくっていく。
たまにページの角を折るので、気になる記事でもあるのだろう。
そう思いながら骸は出された紅茶を飲む。




「…………。」

何故かはわからないが、気になる。
常にはっちゃけた人間が、真面目な顔をして読む雑誌とは何なのか。
骸は白蘭の様子をチラチラと見ては自分の本を読んでいた。
だが案の定、本の内容は頭の中には入ってこない。

少し退屈になってきた時、白蘭は骸をソファーにゆっくりと押し倒した。
そして骸の足腰や胴体に指を添える。




「何してるんですか。」

「骸君の体の寸法測ってんの。」

そう言って、今度は自分の体に指を添えた。
結果、骸の方が少しだけ痩せていることが判明する。

身長や足の長さには大差はない。
見た目では2人とも同じぐらいだが、腰回りの細さが違った。




「こんな細い腰でよく僕を受けれるよね。」

「貴方とは体の作りが違うんです。」

「そっか。」

「それで、何かいい服でもありましたか。」

「気になる?」

「えぇ、気になりますとも。」

「今日はやけに素直じゃん。
どうしたの?」

「貴方を夢中にさせる本に興味があるだけですよ。」

骸は白蘭の頬に手を添えていつものように笑う。
挑発的な骸に誘われるがまま、白蘭は顔を近付けてキスをした。
触れるだけのつもりが骸の気分によってだんだん深いものへ変わっていく。

そして最後はリップの音をたてて唇を離した。
ひとまず落ち着いた様子だったので、白蘭は骸の口端からこぼれた唾液を拭き取る。
ついでに白蘭は骸の股に手を添えた。




「ま、
君と僕の大差を言うなら、ここの長さぐらいかな。」

「ッ…死んでください!!」

骸は弱い力で白蘭の頬をペチペチ叩いてくる。
だが言い返さないところを見ると、自覚はしているらしい。
白蘭はそんな骸を可愛いと思いながら抱き上げて、自分の足の間に座らせた。

これなら一緒に読めるだろう。
骸は渋い顔をしながらも、雑誌をパラパラと読み始めた。
特に白蘭が折り目をつけたページは念入りに見る。




「貴方のセンスが手に取るようにわかりますね。」

こんな派手なものを着るなんて。

白くて所々破けているようなデザインの服を好むのか。
そう思ったら、ファーが所々付いている分厚いジャケットも選んでいる。
もうちょっとまともな服は無いのかと聞くと、これが僕の標準だと返された。

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リゼ