There is no wonder




※骸♀注意






「ちゃんと休んでる?」

「いきなり何ですか。」

「毎回ここに来て泊まって、1人になりたいとは思わないのかなって。」

「別に、貴方が昼間いませんからね。」

「逆に寂しい?」

「どうでしょう。」

「ははっ
口は素直じゃないんだから。」

夜中は一大事が起こらない限り2人の時間。
白蘭と骸は共にベッドに倒れこんで、静かな夜を過ごしていた。

1週間前から骸が泊まっているので頻繁に盛ることはない。
初日から3日ぐらいまでがピークで、お互いに目が合っただけでその気になっていた。
だが今日は8日目。
ここまでくると自分の欲を制御できるようになっている。




「でも素直に返してくれればこっちもある程度従うし。」

「そう言って、いつも意地悪ですよね。」

「それは君が感じるままに体を揺らすから、」

「その先を言ったら殺します。」

「だって本当だし。」

ベッドの中で、骸は白蘭の胸板に頭を寄せていた。
頭を撫でると骸の瞳が薄くなり、うつらうつらしている。




「もうここに住めば?」

「…それはできません。」

「どうして?」

「僕の帰る場所は最終的にボンゴレですので。」

「そっか。
でもそのうち帰るところが僕になるから覚悟してね。」

「考えておきます。」

遠回しに結婚を申し出た白蘭に、骸はストレートに返した。
すると白蘭は満足したように骸の頬を撫でる。

2人とも回りくどいのはあまり好きではない。
会いたい時は夜でも会いに行き、欲しい時は言葉や態度で表している。
ほら、貴方の前ではちゃんと素直になってるんですよ。
ちゃんとわかってます?




「…今の言葉、ちゃんと聞いたからね。」

取り消しは無しだよ。

骸の手を取り、指を絡めたりして遊び始めた。
こんな何気ないふれあいでも心が跳ねるのはこの空気のせい。
夜の寝室は何故だか雰囲気が違った。
隣に人がいればついつい寄り添ってしまうし、下手をすれば相手を求めてしまう。

原因はおそらく白蘭自身。
そう確信しているが、別に換気したいワケでもない。
この空気は好きだし、こういう時間も嫌いではないから。




「…笑ってる。」

「ぇ‥?」

「君って意外と笑うんだね。」

僕に気を許してくれたって解釈でもいい?




「では、そういうことにしておきましょう。」

「うわぉ、曖昧すぎる。」

「まぁ…これも素直というジャンルに入れといてください。」

「そう?
なら覚えとくよ。」

君の帰るところが僕に近づいたってね。





BEAT
(今を飾ろう)
(忘れない時間を)




******
KAT/TUNの好きな曲から。
これは後々パロディでやってみたいです。



11,01/30
戻る
リゼ