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※裏注意





恋に月日とかは関係ない。
どれだけ燃え上がるかじゃないの?







「ちょっとコレ固くない?」

「早くしてください。」

「って言われてもさ…。」

雰囲気が良かったからベッドに押し倒された、という状態。
だが白蘭は骸の髪を結わいている金具に苦戦していた。
かっこいいのか悪いのか、先程まで繰り広げていた甘い誘惑とのギャップが大きい。

でも瞳が印象的。
首筋が挑発的。
まだ逢ったばかりなのに鼓動だけがうるさい。
なんなんでしょうね、これ。




「っ‥やっと外れた。」

「……………。」

「あれ。
もしかして緊張してる?」

「何故です。」

「手が震えてるし顔真っ赤。」

「…………。」

「歳?」

「このまま寝ます。」

「ちょ、待ってって!
本当に冗談がきかないんだからもう。」

気難しい性格なので懐くまでが大変。
だが懐かれるとベッタリになるので、今度は「待て」ができるよう躾けなければならない。
今だって、我慢できなかったら自ら動いてしまう。
骸は白蘭の左目の刺青に触れてそのまま目を閉じた。
触れるだけのキスの合間、舌を絡ませたい骸は口を開いて積極的に白蘭の唇を舐めていた。




「ん……ン…。」

「……。」

「…?」

「考えが甘い。」

だが白蘭は口を開けず、侵入を拒んだ。
どうしたのかと思った骸はキスを中断。
すると白蘭はいきなりズボンの中に手を突っ込んでくる。
そのまま湿っている部分を直で触って後孔に指を出し入れした。




「ぁっ…まだ‥‥嫌ぁッ」

「キスだけでこんなに濡れて‥そんなに欲しいんだ。」

「ぁ…ァっ」

「さすがに奥までいかないね。」

「ばか‥ッん……ぁあ、」

「可愛い。」

見つめられるだけで溶けてしまいそう。
優しく耳たぶに噛み付き、嫌だと訴える骸の口を塞いだ。
今度は舌を入れ、舐めたり吸ったり絡ませたり、好き放題やっている。

次第に拒否していた下半身への愛撫も、今では自ら腰を揺らして白蘭を急かした。
結局、ペニスを扱き始める白蘭の手を拒むことはできない。

日常は紳士的、でもこの時だけは殺人的。
愛で死ぬのなら命はもう限界だろう、
いつの間にか衣類を脱がされ、今は無防備に寝ていた。




「‥んン……ふ、」

「っは、」

「ぁ‥ぁァ、」

「もう自分から腰振ってるし。」

「ゃ‥言わないで……。」

恥ずかしさのあまり耳を手で塞いで何も聞こえなくするが、白蘭の吐息を肌で感じてしまうのであまり意味がない。
言葉より呼吸に反応しているのかも、皮を剥かれて出てきた亀頭は赤く見えた。




「はぁ…はぁ……、」

「熱い。」

待ちきれない骸は白蘭の指を後孔に突っ込み、そして出す。
病み付きになる快感が高めるのは自分の性欲。
快楽という無差別攻撃に、こんなにも人は落ちていく。




「ぁッ…ぁ、ァっ」

「そんなに焦らなくても、ちゃんとあげるから。」

「ぁぁあッ‥ン、あっ」

白蘭の指を使った自慰は、突如として愛撫へと変わる。
摩擦されれば発火しそうなぐらい熱いナカ、そして何回やっても飽きないキスは目の前にいるテクニシャンのおかげ。



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