りある





性交≦愛撫
強姦<和姦

そんな彼との付き合い方。














「んー。」

「どうしたんですか?」

「いや、どうしたもこうしたもないよね?
何で君がここにいるの。」

確か寝室で寝てたよね?
っていうか寝かしたよね?

頭の中でハテナマークを出している白蘭は目の前にいる骸を見る。
白蘭の記憶では、明け方まで骸を仕事に付き合わせてしまったので寝室で寝かしつけたはず。
なのに今、
仕事場にワイシャツ1枚でローション塗れのニーソを履いた娼婦がいる。
(まぁ“婦”じゃないけど)

何、どこかの酔っぱらい?




「わざわざ誘いに来たの?」

「準備ですよ。」

「準備?」

「同盟を作るため、僕を抱かせて気を良くすればいいんでしょう?」

「へ?」

待て待て、それはどーゆう。




「あ、同盟って今日のおっさんとの?」

「じゃないんですか?」

「それでも君を差し出すなんて許可はとってないんだけど。」

「ここでは幻術が使えませんからね。
僕が自らしなければいけないんです。」

……………。

ますます意味がわからない。
つまり結果からしてしまえば、幻術を使って今までセックスをしてた。
ということになる。

白蘭はとりあえず骸の話を聞くべく、反対側のソファーに座った。
白い体に蒼い細長い髪、欲情して早くなっている呼吸。
勃起している性器はすでにワイシャツから主張して今にもはち切れそう。

そんな綺麗な体を仕事のために魅せていた、
何だかいい話ではない。




「僕は術師です。」

「それは知ってる。」

「ということは、幻術でカモフラージュをすれば何でもできるんですよ。」

「うん。」

「相手の気を良くするため、クロームにはかわいそうだったので代わりに僕が身代わりになったんです。」

「へぇー。」

「幻術で僕の裸体を視界に眩ませて、あとは声を出せば終わりです。」

「ってことは君、まだ童貞?」

「…………。」

「(なんか)ごめん。
でもかなり痛いよ?」

「だからローションを塗って準備を整えてるんですよ。」

「毎回おっさんの裸を見て何が楽しいのやら。」

「たかが童貞の卒業ぐらいで大袈裟すぎじゃないですか?」

白蘭は親のようにそれなり心配をするが、確かに骸の言っていることは正論かもしれない。
骸を捕らえてから数日、会うだけ会って手を出していない白蘭には少し嫉妬がある。

だってタイミングが無いんだもん!




「んで、さらに何で僕の部屋?」

「…………。」

「視線痛いから。」

「鈍すぎますよ貴方。」

「ケンカ売ってんの?」

「いいえ、僕は仕事で童貞を卒業するつもりはありませんから。」

むくりと起き上がり、ローションまみれの足で白蘭の元へ向かう。
だがベタベタの範囲を広げたくないので(仕事場だから)、白蘭はソファーに押し戻した。

それを逆手にとった骸は、白蘭の手をとって指を舐める。
そしてもう片方の手は静かに股の間に滑り込ませた。




「気持ち良くしてください。」

「…………。」

「最初は誰だって痛いものなんでしょう?」

「今から?」

「あとは夜にでも、ということですよ。」

「でも僕は所有物を他人に触らせたくない質だからさ。」






(僕を口説き落とせたら合格ね)
(ふ…ァ)



09,08/25
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