1/3






※Said「B」の続編。
骸♀、裏注意。





きれい、淫ら、上手い、気持ちいい。
激しい性交を続けた欲張りな彼は、それだけしか言ってくれなかった。

それ以来、ただの性欲処理として見られていたことに泣き、彼との距離を感じてしまった。
素直な気持ちを教えてもらえれば、貴方の前から消えることもしたのに。

なのに貴方は、
ここぞと言うとき優しくなる。






SaidM








「ン…は、
びゃく…ら……。」

あれから数時間。
屋上から戻ってきた白蘭はシャワーを浴びてソファーの上でくつろいでいた。
その際、骸は隣に座って白蘭を挑発しては指を絡ませたりして誘う。

その結果、今に至った。
キスに慣れた骸は、白蘭を見つめただけで発情してしまう。
セックスよりも気持ちいいかもしれない。




「っ…ん‥‥。
口…開けて…。」

「…いいよ。」

ゆっくりしていると焦らされているみたいで辛い。
キスの合間にペッティングをしてもらおうと、白蘭の衣類を脱がしていった。

すると白蘭は骸の腰や胸を撫で回す。
たまに乳首を指で摘まめばビクビクと感じた。




「今日は…積極的だね。」

「ん…ぁ、っ」

そのままソファーに押し倒された骸は静かに白蘭に体を委ねた。
首筋を舐められ、白蘭の舌の動きが身体中に伝わる。
そして腰に添えられた手の動きによって、さらに快感が迫る。
下着がベトベトして気持ち悪く、早く脱がしてほしくて腰を揺らしていた。

しかし、
快感より感情が溢れてきた。




「…ッ、ぅ。」

「骸君…?」

骸は頭上にある白蘭の胸板に縋り付くと、嗚咽を出した。
とっさに意味を理解した白蘭は、困惑しながらも骸の背中を擦った。

擦って、あやして、キスをして、大丈夫だからと何回も何回も呟く。
それは反面、自分に言い聞かせており、心の安定をそれで保っていた。




「急にどうしちゃったわけ?」

「…っあなたが…。」

「?」

「貴方がはっきりしないから…ッ」

「……………。」

「僕は…どうすることも、」

できなかった。

骸は一言一言を涙を流しながら白蘭に訴える。
白蘭のはっきりしない態度に、骸はイライラして我慢の限界だった。
だから何回も逃げようと考えた。
しかし、その度に足が止まり、気が付けば白蘭の腕の中にいる。

こんな自分にも苛立っていた。




「これ以上…僕、をッ…狂わせないでくださいっ」


[*前へ] [#次へ]

戻る
リゼ