白い薔薇の花びら





※♀骸注意。











「強欲ですか?」

「ううん、これが普通だよ。」

そんな美人顔に細くて白い肌、もう整形とかするべき所なんてもうないよ。
完璧自分好み。




「スキンシップが相変わらず好きなんですね。」

「そう?」

「抱き締めておきながら尋ねるのは矛盾していますよ。」

「だって骸君のにおいが好きなんだもん。」

真ん中の分け目にそって青く光る髪の毛、その間から見えるうなじは色気の最上級。
イタズラに舌で舐めてみると彼女の口から熱い吐息が洩れた。

身を捩らせながら抵抗するが逃がすわけがない、腕から感じる豊富な胸に満足をした白蘭は「キスしたい」と骸に頼む。




「したければすればいいじゃないですか。」

「だってその気になっちゃうからさ。
前置きは大切でしょ?」

「不意打ちは狡いですからね。」

キスを覚えてしまったら人間はどうも思考を失うらしい。
ちょっと嬉しい事があれば分かち合うかのように重ねるし、逆に慰みの時も。
些かやりすぎてはないかと思っていたが、それが普通なんだと理解できたのは彼女が隣にいてから。

最初は抵抗しまくりの骸に腹が立って無理矢理黙らせたりもあった。
だがある日、愛想を尽かせていた骸に優しく抱き締めると何故だか縋り付いてきた。
その時にやったキスが心地好かったのは覚えている。
これこそ属に言う押してもダメなら引いてみろ案。

優しさと上品さがないと女性は男性に惹かれない、ってね。




「……ん。」

「何、ハグしてほしいの?」

「どちらでも。」

「相変わらずツンデレだね。」

「デレしか知らない貴方に言われたくはありません。」

「へぇ。
じゃぁそんな僕に惚れたのは誰かな。」

「さぁ、誰でしょう。」

自分の腕の中にいる相手を覗き込めば頬にリップの音が聞こえた。
うわ、不意打ちは狡いとか何とか言ってたくせに。

笑っている白蘭を余所に、骸は自分からしたキスに少しだけ恥ずかしながらも後ろを向いて腕をまわした。




「僕からのキスより自分からする方が恥ずかしい?」

「自分でも馬鹿だと思いました。」

「ううん、それ正解。」

「ン…。」

自然の流れと空気的に身を任せて触れるだけの優しいキス。
角度を変えて何度もすることで彼女も次第に酔ってきた。

一応逃げ出さないように後頭部と腰に手を添えているが、こちらも首に腕をまわされていて動けない。
お互いがお互いを求め合うのはかなり欲求不満とか信頼感があるとか言われそうだけど僕達はそんなんじゃない。

目を閉じて半開きの口に見えるのは赤い舌。
それを欲しがるかのように力をこめて激しく舐めて、そうすれば骸は自分から離れなくなるだろう。




「ねぇ、そんなに僕とのキスって気持ち良い?」

「…………。」

酸欠で困惑している脳でもちゃんと理解はしてくれたみたい。
黙って頷く骸をぎゅと効果音がつくぐらい強く抱き締めて耳元で囁いた。




結婚しよう。
(そして生まれ変わっても)
(君の胸に咲けば)
(2人の愛は永遠となる)


******
最後の白蘭さんのセリフはパソコンでスクロールすれば見れます。

フリリク企画に提出。

09,02/01[完成]
09,06/05[更新]
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