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※裏注意













ふわふわしてて、
抱き心地が最高のテディ。




「骸君ー。」

「約束を破った貴方がいけないんです。」

まるで感染者扱い。
骸はベッドの中に入ろうとする白蘭を拒み続けていた。
確かに思い当たる節はあるが、骸はシーツにくるまって顔さえ出してくれなかった。

こんなに嫉妬深いのは嬉しいけれど、これでは逆に可愛くない。
白蘭がベッドの端に座れば足で蹴ってくる。




「いたっ
ねぇ、そんなに怒らないでよ。」

「女性を抱いた後に此処で寝ようとする貴方が悪いんです。
香水は嫌いだと何回も言っているでしょう。
不潔極まりないです。」

「まぁそうだけどさ。
僕もう疲れて眠いんだけど。」

「他の所で寝てくださいっ」

「いだっ!」

思いっきり後頭部を蹴られ、頭がぐわんぐわんと混乱する。
シャワーを浴びてきたから香水なんて落ちているはず、と思いながら顔を出さない骸を見た。

そんなにシーツを羽織っていたら香水のにおいなんて普通わからないんじゃない?




「とにかく、かいでみなって。
別に香水のにおいはもうとれてるからさ。」

「やっやめ!」

シーツをぐいぐいと引っ張って剥がそうとするが抵抗してくるので剥がれない。
そうしている間に眠気とイライラはピークを迎え、頭の中で何かがブチンと切れた。
切れた音からして、かなり太い線のような気がする。

ダメだ、最終手段。
痛い目にあわせても抵抗できる耐性はあるので、白蘭はシーツの上から骸のペニスをなぞってみた。




「ラッキー♪」

「ひゃあぁぁっ!」

「ジーパン履いてないとか、何か期待しちゃってる?」

そのままがしっと掴んで扱けばシーツにシミができる。
そしてシーツの中の喘ぎ声は大きくなり、ペニスも硬くなって上に向き始めた。
シーツに包まっているため快楽に喘ぐ声も籠もっている。

うーん、強がりだね。




「ゃ、ひぁ…っん。
びゃ、くらっ……。」

「もう限界?」

「あ、っ急…すぎッ
あっ‥あぁっ!」

おそらくすごい勢いで射精したのだろう。
シーツに隠されて見えないのが、逆に興奮した。
そして休ませる暇を与えず、白蘭はシーツの中に手を忍ばせ、後孔に指を突っ込んで濡れ具合を確認する。




「んン‥‥っ」

「今日も相変わらず緩いね。」

クスクスと笑う白蘭は、骸にもう1度限界かどうかを聞いてみる。
いつもなら頷いて達したいと示すのだが、今はシーツを被っているのでわからない。
なので白蘭は、抵抗力の無くなった体からシーツを一気に剥がした。

熱の蒸気によって赤らむ頬。
ワイシャツから見える白い肌と長い脚。
唾液か汗とも言えない透明な雫が伝う唇。
涙をためたみずみずしく輝く瞳。

……………涙?




「ちょ、骸君!?」

「っ‥だから言ったのに…!」

「その目!
わっ、珍しい!」

まるで数時間前から泣いていたように、目元が赤く腫れている。
泣き顔を見られた恥ずかしさから、顔を枕に埋めて「馬鹿」を連呼。
ありえない状況に白蘭は放心したが、すぐにいつもの笑みを浮かべる。

この涙の原因は。
あらゆる理由を考えた結果、自分であることに気が付いた。




「本当に嫉妬深いんだね。」

「びゃく‥っ
ッ……あぁ、ぁっ」

うつ伏せの骸に馬乗りになり、後孔をこじ開けて自分の性器を突き立てる。
さすがは自分好みに調教した体。
すぐに性器を飲み込んでいき、ぐちゅぐちゅと水音が鳴り響いた。
骸のペニスからはぽたりぽたりと白濁の精液が溢れだしてくる。




「びゃ、くっ
まだ‥ぁっ…ッもう無理っ
あぁんっ‥んぁっ!」

何回達しても白蘭は行為を止めないので壊れてしまいそうだった。
だが体が壊れそうなぐらい気持ち良くて、骸はさらなる快感を求める。
腹筋を使って後孔を小刻みに動かしたり、腰の動きをどんどん早くしたりして白蘭を攻めた。




「っテクニシャン‥ッ」

「やぁッ‥ぁっあっ
ん‥っは、あぁッッ!」

「も、限‥界ッ」

びくんびくんと躰を震わせ、中がジワジワと精液で満たされる。
奥に注がれた精液に反応して後孔に少し力を入れてしまう。

まだ熱い性器が静かに抜かれるのがわかる。
香水のにおいを確かめるはずが、もうわからなくなってしまった。


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