今日の任務が終了した。
ただいま、キバくんにおぶられて帰宅中。

任務中、私は足を捻ってしまった。
今日の任務には幸い、支障をきたすことがなかったけど。

でもね。
私は…また、誰かに迷惑をかけてしまった。
そう思うだけで、自分が嫌になる。


「ごめん、ね。重いでしょ」
「まぁな」
「もう。キバくんてばっ」


キバくんのいつも通りの意地悪に安心した。


「あの、今日…ごめんなさい。また、迷惑かけて」
「……」
「キバくん?」
「ったくよー…何遠慮してんだ、ヒナタ」
「え?」
「迷惑なんてかけたっていいじゃねぇか。俺たちは仲間なんだからよ」
「キバくん…」


仲間なんだから。

それを改めて言われると、なんだか無性に嬉しくなる。
キバくんの表情なんてもちろん見えないけれど、照れているというのが手に取るように分かった。
だって、キバくんの耳、すごく赤くなってる。
照れてる、何よりの証拠。


「もっと、頼ったっていいのによー」


照れくさそうに言うキバくん。

"頼ったっていいのに"
そんなこと言われたら、今よりもっと頼りたくなっちゃうよ。
…そのセリフと私を背負うその背中が、普段より一層逞しく見えるから。










大きな背中
でもやっぱり、迷惑だけはかけたくないなぁ…。











リゼ