@サス水

「ふぁ‥っ!んンっ」

繰り返される口付け。
呼吸まで奪うように絡み付いて離れてくれない。

押されながらも呑まれないように応える。


「んっ‥!ん、ぷぁっ」

息が持たなくて胸を押した。

ああ悔しい
息が上がってるのが自分だけなんて。


「はぁっ‥はぁっ、ずるいな‥」

「‥何が?」

「君ばっかり余裕で」

「水中では余裕のくせにな」

「それは別じゃないか‥っん」

「水月‥」

「っちょ…!あっ…」

寝間着にしてた着物に手をかけられてスルリと冷たい手が胸を撫でてきた
その感触に身体を震わせて徐々に体温は上がっていく。


「はぁ…っ、君手が冷たいよ体温低いんじゃない?」

「なら少し分けろよ」

「あ…っ!」

飾りをしつこく弄くられてそこがなんだかじんじんする

「ヤラシー奴」

「るさいな…っ、くぁっぁ」

生温い舌、突起を舌で擽られる度に敏感に反応した。


「水月」

「なに…」

「大蛇丸の所ではどうされてた」

「っは…なんだよ急に…」

「重吾やカブトに…こんな」

「っん!…っはぁっ…!」



胸の飾りを噛まれたかと思えば上下に竿をすかれて

敏感に腰に響いて身体が跳ねた。

「あっ、ぁっ…サスケ‥!」


駆け上がる絶頂に歯止めも利かず首を振って嫌がっても彼は行為を止めてはくれない

「腰、揺れてる」

「ああぁっ!言わなッ…で、だめ…ッ!!」


包まれていたにも関わらず勢い良く噴いたそれは彼の手を白く染めてしまった。

息が乱れて体温が顔に集中するのが分かる。


「っは、はぁっ…」

「水月…」

「あ…っやだ‥」

小さく抵抗したところで敵うわけもない。

そんなことは分かっていても今敏感な肌に触れられるのは辛かった。

「大蛇丸の所ではどうされた‥?」

「ぁあ…っ」

「水月、」

「ふっ…っん、んッ…あ、あのっ、メガネっの、やつっにはっ…ッ、く、くすりっとか、で、っや‥、やぁっ、サスケ‥っ!」


人が説明してんのに何っ!?


「ふぁあっ…!」

「薬って?」

「んッあ、わかんなっ…身体が熱くなった、り…っ、自由利かなくなったり…あぁっ」

「…そうか」

イラついた顔。

小さく舌打ちをして後肛に指を触れさせた。
敏感に熱くなった身体は反応して、当の本人は涙の溜まった瞳でこっちを見る。


――――――ああ

この顔をあいつ等にも…




「わっ…!やぁッ」


噛み付かれるとでも思ったのか一瞬、身を固めて
離れてやるとキョトンとした顔で見つめてくる。


(…俺も末期か)


「サスケ‥?」



――――可愛い、なんて



「お前は俺のだ‥」

「ん!ふッ…ぅ!あっああッ…」

熱い塊が中に押し入る。
内側をぐいぐいと開かれ胸が苦しい。


「さ‥すけ…」

「水月…、!」





そっと


口付け



「すい…げつ‥」


「知ってる、ボクは君のだ」




――――君もボクだけの、だよ。





甘い囁き。

脳が溶けてしまいそうだ。





「サスケ‥、もっと!もっとサスケが‥っ」

「水月…ッ」



なんてことだよ


「んぁあっ、ああッさ、サスケ…!!」

「っ…水月」



首に回された腕


密着した肌。



―――自分だけを映した瞳。






「愛してる」

「!んぁあッ…!!」













―――ボクも。








彼は幸せに笑った。







-終-








水「さーすけっ」

サ「…?」

水「もしかして、やきもち、とか?」

サ「……」

水「っん!やぁっ、ずるいっ…!!放してっ…んぁあ」



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