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右腕を掴んだチャラ男の手は血管が浮き出ている。
不思議なことに幽霊(?)同士は生きている時と変わらないようだ。
ちょっとしたデジャヴを感じる。

他人に「触れる」なんて頭になかったせいか余計に怖い。
自分にも他人にも触れることなんてできないと思っていた。
「思い込んで」いたのだ。

『お前さぁ、何勘違いしてるわけ?』

『ぇ…?』

『これ以上勝手なマネされて化けられちゃ困んだよ!』

「化けられる」ってどういうこと?

『おい!新参者に言っといてやるよ!リンク出来ない奴はな、生きてる奴らの言う「怨霊」ってのになんだよ。』

!!

背筋が凍る。
自分が「化け物」になると告げられたのだ。

一度とはいえリンクができたのに私は「化け物」になってしまうのだろうか?

もしかして、あの時の先輩みたいに可笑しくなっちゃうってこと…?
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リゼ