溶け合い同化する体温ごめんなさい、それしか言えない流した涙が乾かなければいいと思った君の名前も知らないのにこんなに殺したくて堪らないきみの笑顔がきらきらと音を立てた刹那
キルアとセックスをしたら汗をかいた
汗をかくだけの回数、内容、密度
キルアは俺の腰に脚を絡めて
俺はキルアをきつく抱き締めて
正直猫背になりそうなんだけど
すごく勢いをつけて腰を押し込む
眉をひそめて口を歪ませて、キルアは果てる
その時一番かわいい声が出る、その時の声が一番でかい
だから、止まらなくて、精液が
収まらないからまた俺は腰を押し込む
ずっとそこに出すから、2回も3回も
その度に濡れた音がでかくなって、興奮する
止まらなくて、射精が
一番かわいい声が、一番でかくて
もう、ずっとセックスしてて
頭おかしくなって神経痺れて脳がクラクラで体が疼いて疼いて
どうかなる
同化する
溶け合った、体温が
*****
クラピカが、クロロと寝たって
泣いて謝るから
謝らなくていい
あいつには敵わないんだから
クラピカの体を労りたかった
当然、強制的に
抵抗出来ずに泣いてたんだ
そうだろ?
だから、謝らなくていいって言ってんのに
クラピカは話さない
ただ、ごめんなさい
ひたすら謝るもんだから
謝るな
謝らなくていいのに
ずっと泣いたまま、クラピカは俺を見ず
ごめんなさい、それしか言ってくれなかった
*****
クラピカの涙は、赤い気がするんだ
抱いて体温が上がって赤くなった目から、赤い涙が出てる気がして
赤い、血の涙が
クモを殺すまでは、流れる気がして
頬にずっと、その跡がある気がして
「…ん、レオリオ…」
掬ったこの涙は確かに透明で、クラピカみたいに鮮やかだから
この涙が、乾かなきゃいいのに
ずっと透明な涙を流せばいいのに
お前みたいに、キレイな雫を
*****
気になるじゃない?
イルミがこんなに気にしてる弟って
強いはずだし、僕も絶対気に入るよ
名前もきちんとは知らなかった
弟が弟がって、イルミは話すから
ああ、会いたいなあ
どんなもんか、早く見たい
イルミの弟、で何度もヌけた
顔の良さは、疑う必要無い訳だし
会いたかった弟は、それはそれは
あのイルミが骨抜きにもなる訳だった
何て、素晴らしい
何て、何て素晴らしくて、極上の気を纏う
最上の顔、最高の発展途上の体
一次試験は興奮した
次にはゴンと仲良くなっていた
もう、至福だよね
ああ、何て殺したい
キルア、キルア、君を殺したい
殺したくて殺したくて、堪らない
そう、キルア
君の名前も知らない頃から僕は君を
殺したくて、堪らなかったんだ
*****
キルアが笑ってる
明るい空で、笑ってる
笑う度、キラキラ音がする
輝く、キルア
華々しい笑顔の、キルア
キラキラ
キラキラ
キラキラ
キルア
キルアが笑うと音がする
キラキラキラキラ音がする
キルアは
キルアの笑顔は
キラキラ
キラキラ
絶対に、音がする
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